今年のM-1グランプリのファイナリスト発表の際、一番最後の9組目で名前が呼ばれて、めちゃめちゃ驚かれたコンビ。
それが「すゑひろがりず」です。
いや、めちゃめちゃおもしろいんで決勝に進むのは当然なんですけどね。
強者ぞろいの中、”鳴り物入り”でファイナリストの一員となったすゑひろがりずについて調べてみました。
すゑひろがりずのプロフィール
すえひろがりずは吉本興業（東京）所属の漫才コンビ。
南條庄助（なんじょうしょうすけ）さんと三島達矢（みしまたつや）さんの2人組で、吉本興業のお笑い芸人養成所「NSC大阪校」の28期生です。
2011年4月に結成されたので芸歴は9年目。
28期生の同期には、アインシュタインの稲田直樹さん、イケメン漫才コンビの祇園、水曜日のダウンタウンで「新元号を当てるまで家に帰れない企画」に参加することになってしまったコンビ、ななまがりといった方々がいらっしゃいます。
普段は、埼玉県大宮の大宮ラクーンよしもと劇場の専属芸人（大宮セブン）として活動されています。
すえひろがりず南條庄助さんのプロフィール
本名…南條庄祐（なんじょうしょうすけ）
生年月日…1982年6月3日
出身…大阪府堺市
血液型…A型
趣味…歴史探訪、草野球
特技…小鼓、ヌンチャク、インドネシア語
学歴…大阪外国語大学中退
ツッコミ・小鼓担当、立ち位置は左
既婚者
既婚者ということもあって、芸人さん以外に、サンケイスポーツ編集局運動部でアルバイトをされている南條さん。
サンスポのバイトは、キングオブコントチャンピオンのシソンヌじろうさんもされていたので縁起のいいバイトなんだそう。
持ってらっしゃる小鼓はアマゾンで8万円したらしい。
探してみましたが、8万円ぐらいの小鼓が見つけられませんでした。
カジテレちゃん
小鼓は「3人目のメンバー」とおっしゃるすゑひろがりず。
いい音を鳴らせるといいですね。
すえひろがりず三島達矢さんのプロフィール
生年月日…1982年10月2日
出身…大阪府大阪市
血液型…O型
趣味…浮世絵鑑賞、和歌を詠む
特技…津軽三味線
ボケ担当、立ち位置は右
既婚者
大阪にいたときは今年大活躍のアインシュタインの稲田さんとシェアハウス生活わしてらっしゃた三島さん。
現在は介護ヘルパーのアルバイトをされているんだとか。
ネタ作りは主に三島さんがされています。
M-1に挑戦するもなかなか上に進めないため、M-1よりも余興や年末年始のテレビ番組でウケるネタを作りたいと考えていたそう。
しかし、相方の南條さんがどうしても今年はM-1に出たいと強くお願いしたため、M-1の対策を練ることにしたんだとか。
どのファイナリストも嫌がっている笑神籤（えみくじ）に対しても、「縁起がよさそう。笑神籤が選んでくれた順番なんてええやん！」とおっしゃるポジティブシンキングの持ち主。
最近、ディズニーにドハマりして、袴姿の下はディズニーの下着なんだとか。
「細部にまで神が宿っている気がする」ディスニーの下着をつけてエンタテインメント魂を常に身につけておきたいんだそう。
プライベートでは今年の12月に入籍されたばかり。
先程のトークライブで発表させて頂きましたが、この度入籍いたしました！！
平安の藤原氏ぐらい繁栄させて名を残そうと思ってますので、今後ともご指導ご鞭撻の程宜しくお願い致しますm(_ _)mライブが盛り上がりすぎて出来なかった三島ブーケトスは初瀬にあげました〜！ pic.twitter.com/m4gzY5t9aY
— すゑひろがりず三島 (@SUEmishima) December 10, 2019
おめでとうございます。うれしいことの連鎖なるかすごく楽しみですね。
3人組からコンビ結成したすゑひろがりず
すゑひろがりずのお二人は、NSCの同期。
もともとは別々のコンビで活動していました。
三島さんは前のコンビ「バルチック艦隊」でM-1グランプリの準決勝まで進んだことがあり、「西のオリエンタルラジオ」と言われていたんだとか。
カジテレちゃんそのご、お互いコンビを解散したため、3人組として結成。
しかし、メンバーが脱退したことから、二人で活動し始めたんだそう。
そして、結成から1年ほどしてやった狂言風のネタがウケたことから、現在のスタイルに。
現在のすゑひろがりずというコンビ名になる前に、それまでにいろいろなコンビ名をされていました。
3人組の時は「ガンセキオープン」、その後、「ドロロス」、そして、R-1ぐらんぷりチャンピオンの三浦マイルドさんに命名してもらった「みなみのしま」に。
しかし、ネタのイメージが付きにくいという理由もあり、縁起が良くて、和の言葉というイメージから「すゑひろがりず」に改名したんだそう。
単独ライブ終了！
重大発表が何だったかをご報告します！我々みなみのしま、改名します！
「すゑひろがりず」
に変わります！
マイルド兄さんすみません！！
取り急ぎご報告まで。
— すゑひろがりず南條 (@GSOPnanjo) April 1, 2016
カジテレちゃんすゑひろがりずのネタの特徴
すゑひろがりずのネタの特徴は、一言でいえば、「狂言風漫才」です。
コンビ名からしても和風な匂いがすると思いますが、ネタ中の話し方はまるで狂言。
普通に使っている言葉でも、昔の言葉に言い換えているので、何のことを言っているか考えるのも楽しい。
おこさんにはわかりにくいかなと思いますけど、あの人のおかげでそれも解消されたと思います。
チョコプラ長田（おさだ）さんの和泉元彌のものまねのおかげですんなり見られるように
はじめての決勝進出ということで、すゑひろがりずのことを知らない人もまだまだ多いと思います。
すゑひろがりずの漫才を初めて見る人でも、今年もテレビに出まくったチョコレートプラネットの長田さんがやってる和泉元彌（いずみもとや）さんのものまねは見たことがあるのではないでしょうか。
この長田さんのものまねの感じで、すゑひろがりずのネタは進行していきます。
なっていったって狂言風ですから。
だから、以前だったら初めてすゑひろがりずのネタを見たらもっとびっくりされるというか、戸惑う人が多かったと思います。
でも、長田さんの影響でみなさん狂言がどんなものかなんとなくわかるようになったので、すゑひろがりずの漫才を見てもすんなり世界に入れると思います。
カジテレちゃん
DIYパパそんな、すゑひろがりずさん、回覧板、伝書鳩、電話…ではなく、YouTubeアカウントも持ってらっしゃいます。
めちゃめちゃおもしろいですから。
YouTube公式アカウント すえひろがりず局番 より
カジテレちゃんDIYパパすゑひろがりずの何が異色なのか？
写真を見てもらえばわかるように、すゑひろがりずは衣装は袴姿、そして、小鼓（こつづみ）を持っています。
漫才にもいろんな漫才がありますが、ことM-1グランプリに関しては、小道具があるというのは今まではマイナスに働いていました。
第1回大会の時のファイナリストに「テツandトモ」さんがいたんですが、ギターを鳴らして歌って踊ってネタをするあのスタイルをよしとしなかったんですよね。
審査員席にいらっしゃった故立川談志師匠は、「ここはお前らの来るところじゃない」とピシャリ。
この発言は、談志師匠がテツトモの実力と努力を分かったうえで、こういう正統派漫才の場所で争う必要はないよという意味でおっしゃってたんですけど。
さらに、2008年のM-1チャンピオンである「NON STYLE」さん。
ネタ中に石田さんが「リップクリームを出して塗る」という動作があったんです。
これをあまり良しとしなかったのが、審査員のダウンタウン松本さんでした。
この松本さんの様子に「漫才の大会だから、小道具は持たずに喋りだけで勝負する、それがM-1だ」という認識がされたように思います。
カジテレちゃんご本人たちも、鼓を持っていると（イロモノ扱いされて）M-1に行けないよという周囲の声に悩まれたりもしたそうですが、笑いの技術を上げていったことで、このスタイルでの爆笑を審査員たちに納得させたすゑひろがりず。
めちゃめちゃカッコいいですね。
M-1決勝にすゑひろがりずは不利なのか？
では、すゑひろがりずはM-1の決勝戦で不利なのかと言われるとそれは何とも言えません。
でも少なくとも、そんな共通認識がある中で、すゑひろがりずをファイナリストにした準決勝の審査員たちがいることも確か。
これは、「おもしろければ決勝にあげるよ」という意思表示ですよね。
そうなってくるといくら小道具があろうが、爆笑をかっさらえば十分優勝すると思います。
カジテレちゃんご本人たちが気にしてらっしゃるように、立川談志師匠の弟子である、審査員の立川志らくさんが同コメントするかも注目ですね。
異色の漫才でM-1決勝をかき回してステキな新年を迎えてほしいすゑひろがりず
エントリーナンバー1365何かあると思ってたら古典落語「高津の富」に出てくる富くじ（現在の宝くじ）の一番富の番号が千三百六十五番だった！偶然だろうけどかなり縁起の良い数字で気に入っております！ pic.twitter.com/3xDp0Ax8yb
— すゑひろがりず三島 (@SUEmishima) December 6, 2019
決勝戦でネタをやる前から、そのスタイルで注目されているすゑひろがりず。
「ファイナリストになることで、お正月の営業が増えたら」とご本人もファイナリスト発表記者会見で話されていましたが、確実に増えます。
順位関係なく増えます。
お正月関係なく増えます。
だって、老若男女見ておもしろいし、縁起がいいもの。
でも、どうせならM-1で優勝して仕事が爆増することを狙ってらっしゃると思うので、ぜひ頑張ってほしいです。
以上、【M-1グランプリ2019】すゑひろがりずは”鳴り物入り”で初の決勝進出したコンビ【袴・扇子・小鼓（こつづみ）】でした。
追記：すゑひろがりずはM-1グランプリ2019で8位
12月22日に放送したM-1グランプリ2019ですゑひろがりずは8位に終わりました。
最終決戦に絡むことはできませんでしたが、放送中のYahoo!検索ワードにネタの中で言う「中尊寺」が入るなど、話題性は抜群。
大いにウケていました。
カジテレちゃんM-1だから悩まれていただけで、みなさん口をそろえて「おもしろかった」とおっしゃっていたので、これから何かとテレビには引っ張りだこになることが決定したといっても過言ではないと思います。
カジテレちゃん
M-1を楽しく見るならナイツ塙さんが書かれたこの本は必読です！！
インディアンスのようなM-1グランプリ2019の決勝進出者、ファイナリストについては、「【M-1グランプリ2019】決勝進出者発表！！ファイナリスト発表記者会見で話したこと」に書いています。
＼これまでのM-1グランプリはプライムビデオで(30日間無料）／
M-1グランプリ2019決勝戦の模様はこちら。
決勝戦後のM-1打ち上げについてはこちらに書いてあります。
他のM-1ファイナリストについても書いてます。
決勝進出者の発表記者会見についてはこちら。
M-1グランプリ2019の準決勝進出者についてはこちらにまとめました。
M-1グランプリの準決勝最後の一枠を決める「ワイルドカード」って何？
M-1グランプリ2019のことを話したくて、LINEオープンチャットで「M－1グランプリ」のトークルーム作りました。
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