【M-1グランプリ2020】準決勝に進めるワイルドカードとは～とるのはEXIT・四千頭身・すゑひろがりずかラストイヤーの三四郎か～

　

準決勝に本人とファンとの絆で進むことができるワイルドカード

M-1グランプリ2020の準決勝は12月2日に開催されます。

準決勝に進むことが決定したコンビは前にご紹介しました。

25組50人。

ただ、もうひと枠だけ準決勝に進むことができるんです。

それが、「ワイルドカード」

今回はM-1のワイルドカードについてと、ワイルドカードを獲得しそうなコンビの現在の様子をご紹介したいと思います。

M-1グランプリのワイルドカードってどうしたら獲得できるの？

M－1グランプリの準決勝に進める最後の切符、「ワイルドカード」。

ここからは、ワイルドカードの獲得の方法と、ワイルドカードを獲得したグループのその後についてご説明します。

ワイルドカードはどうしたら獲得できるの？

ワイルドカードが獲得は、準決勝に進めなかった準々決勝出場者のみに権利があります。

つまり、準々決勝敗退者が獲得できるということ。

2回戦より前に敗退してしまったコンビにはもちろん権利はありません。

昨年、動画サイトのGYAO!では、準々決勝に出場したものの、惜しくも敗退してしまったコンビの準々決勝のネタを配信していました。

そのネタ動画の再生回数が一番多かったコンビがワイルドカードを獲得することができるんです。

ワイルドカード獲得のための準々決勝動画の再生回数のカウント期間は、2019年は11月23日～29日でした。

2020年も同じくらいの時期になりそう。

GYAO!では準々決勝のネタだけでなく、2回戦のネタも配信されましたが、2回戦のネタの試聴回数は関係ありません。

さらに、動画を途中でやめてしまってはカウントに入りません。漫才のネタ1本、丸ごと再生されれば1票になります。

そして、一日に同じネタを何回見ても1票にしかなりません。

つまり、私たち視聴者側からすると、準決勝に進んでほしいコンビがいるなら、

好きなコンビの準々決勝のネタを1日1回、最後まで再生する

これしかありません。

あとは、SNSでおもしろいグループのリンクをはるぐらいでしょうか。

こうすれば応援したいグループを、地道にそして、確実に応援することができます。

ワイルドカードの特徴

ワイルドカードを獲得したら、ただ「やったー」では済まされないのもM-1の憎いところ。

ワイルドカード獲得者は、準決勝でのネタ順は1番目になることが決まっています。

ネタ順1番目は、基準点になってしまうし、お客さんもあったまってない（笑う準備ができていない）のですごく不利なんです。

さらに、ワイルドカード獲得者は、自力で決勝に進出しないといけません。

つまり、準決勝敗退者が出場できるはずの敗者復活にはワイルドカードのコンビは出られないんです。

実力で上がってきた他の出場者との差別化を図っているので、当然と言っては当然なんですが、結構厳しいですね。

ワイルドカードに対する不満

単に「再生回数が多い」というだけでは、ネタのおもしろさで純粋にジャッジされているとは言えないんじゃないかと思います。

コンビのファンが多い＝人気者がどうしても有利になりますよね。

あと、自分でも見てみて思ったんですが、投票するという意識はなくても、「見たことあるコンビ、名前を知っているコンビ」は、ネタがつまらなくてもなんか最後まで見ちゃうんですよ。

だから、どうしても知名度に左右されてしまうのは否めない。

今はまだ知られていないコンビでも、ネタがおもしろかったコンビがたくさんいます。

でも、そういうコンビは自力で準決勝に勝ち進まないと、ワイルドカードの権利をもらっても準決勝に進むことは難しいですね。

私は、ネタがおもしろい人にM-1準決勝への出場権利を獲得してほしいので、このやり方は微妙だなと思います。

歴代のワイルドカード獲得者

歴代のワイルドカード選出者はこちらです。

こう見てみると、必ずしも人気者が勝ち取るわけでもなさそうですが、以前はM-1特設サイトの準々決勝のネタ順一番が自動的に再生されるので、ネタ順一番目が自動的に人気者になると言われていました。

現在はその仕組みは改められていますが、どちらにしても面白いコンビばかり選ばれているので私の心配は杞憂終わるかもしてませんね。

GYAO!で配信されているM-1準々決勝の動画って誰が一番再生されているか途中経過はわかるの？

2019年のワイルドカード枠は金属バットのお二人でした。

途中経過でも一位と言われていたので、あまり驚きはしませんでしたね。

なぜ途中経過がわかったかというと、GYAO!のバラエティ番組系をまとめてランキングした際、金属バットの準々決勝のネタが1位を取っていたからでした。

しかし、2020年の配信からは、ワイルドカード対象の映像はランキングに表示されないと発表されました。

ということで、他のお笑いグループの視聴数がどうなっているかを気にするより、地道に投票するしかありませんね。

2020年のワイルドカードは誰が獲得するのか？

2020年のワイルドカード枠は誰になるんでしょうか？

ワイルドカードの対象となる、準々決勝で敗退してしまったグループはこちらです。

この中でラストイヤーは、三四郎、Dr.ハインリッヒ、スリムクラブ、藤崎マーケット、インポッシブルの5組。

もちろん実力勝負ですが、やっぱりどのグループかは上がってほしいなと思ってしまいます。

藤崎マーケットやDr.ハインリッヒは映像を見るとめちゃくちゃウケてましたし。

でも、この中で一番人気はEXITでしょうね。

昨年のように、兼近くんがジッターと呼ばれるEXITファンに「投票しないでね」と言わない限り、ぶっちぎりで通過しそうな気がします。

個人的には、EXITも好きなのでうれしいんですけど。

ななまがりやツートライブ、さや香やモグライダーも二回戦おもしろかったので、上がってほしい。

準々決勝ネタ配信開始を受けて各芸人さんのツイートを見てみよう

ワイルドカードに選ばれる芸人を選ぶために準々決勝の動画が見られるようになると、ファンだけでなく、ネタをやったご本人がSNSで視聴を呼びかけたりされます。

先ほども書きましたが、ワイルドカードは単に準決勝に上がれるというものではなく、仮に上がってもネタ順は1番目で不利、自力で決勝に行かなければ敗者復活の権利もないという厳しいもの。

どんな芸人さんがどういう風にツイートされているか、各芸人さんのTwitterを見てみました。

四千頭身後藤さんは長文ツイートを

四千頭身でネタ作りを担当されている後藤さんは、DMで嫌なことを言ってくる自称お笑いファンに対してけん制されてます。

語ります。 pic.twitter.com/gyCqJKFki7

— 四千頭身 後藤拓実 (@paiyu2) November 20, 2020

語ります。

ワイルドカードの件ですが

「どうせお前らがいくんだろ。おもしろくもないのに。」
「お前らが上がったところで他の芸人の枠を潰す」

などのメッセージをたくさんいただいたので言わせてください。

そういう風に行ってくる人たちの気持ちも分かります。
しかし「どうせ」の言葉は誇らしく思います。

僕はきっともっとおもしろいネタ作れるので大丈夫です。今回は無理して再生せず、面白いと思ったネタ。たくさん見てください。
今年のM-1も楽しみだな。

四千頭身　後藤拓実さんのTwitter より

次は、ストレートで準決勝に行ってやるぞという、確固たる自信と冷静に情熱を燃やしているのが伺えてカッコいいですね。

EXITは今年は今のところ何も発言せず

昨年のワイルドカードではEXITの兼近くんがファンが組織的に票を入れる(視聴回数を増やす）ことを阻止していました。

は？ワイルドカード？しらねぇけどあのウケ方でもしEXITが準決行ったらまじ照れるわ🐛🍵 来年のチャラつく準備させてくれ！楽しめねぇよ🐙🍫 — EXIT 兼近 (@kanechi_monster) November 20, 2019

昨年の記事でも触れてます。

今回はすぐに何かコメントをされていません。

さや香の新山さんはワイルドカード開始前からツイート

今年、歌ネタ王で優勝したさや香。

さや香らしいネタを披露したんですが、準々決勝では勝ち上がれませんでした。

新山さんはワイルドカード枠の説明が公式からされる前に、いち早くこんなツイートをしていました。

いや、ワイルドカードで上がって優勝や！ pic.twitter.com/ZrKkvojGAp

— さや香 新山(にーやん) (@sayaka_niiyan) November 18, 2020

その後も、2018年にM-1グランプリで優勝した霜降り明星の粗品さんが前年につぶやいた内容と同じことをつぶやいたりしてます。

さや香も2017年に一度はM-1決勝の舞台に上がってますし、見ている人がいやな気持ちにならないステキな漫才をされるのでもっと売れてほしいです。

＼歌ネタ王・水ダウ・キングオブコント見るなら／

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ラストイヤー三四郎相田さんも呼びかけ

今年が結成15年目、M-1出場資格の「結成15年以内」が今年までだといういわゆる「ラストイヤー」組も呼びかけてらっしゃいます。

漫才だけなく、ラジオ「三四郎のオールナイトニッポン」も絶好調。

「勇者ああああ」のナレーションが耳心地がいい三四郎の相田さんは控えめにこんなツイートを。

最後に足掻かせて下さい。再生回数1位のみワイルドカード枠で準決行けるシステムです。宜しくお願いします！！

三四郎 M-1グランプリ2020 準々決勝［東京］ #GYAO https://t.co/0pi1Ic3Fpb

— 三四郎・相田周二 (@SANSHIRO_AIDA) November 20, 2020

「やすとものいたって真剣です」でも語っていましたが、三四郎のM-1に対する思いは、三四郎のどこか力の抜けてるイメージとは真逆でめちゃくちゃ情熱的。

今年にかける意気込みがすごかったので、なんとか上がってもらいたいなと思います。

ラストイヤーDr.ハインリッヒ彩さんも呼びかけ

こちらも同じくラストイヤーのDr.ハインリッヒの彩さんもこんなツイートを。

準々決勝です！
ハインリッヒお姉さんはワイルドカードで上がるのは嫌かしら？と思ってるお笑い好きの皆様、ワイルドカードで上がるんは全然嫌じゃないぜ！むしろ上がれたら嬉しいぞ！

Dr.ハインリッヒ M-1グランプリ2020 準々決勝［大阪］ #GYAO https://t.co/6Ra1K0z2W0

— Dr.ハインリッヒ彩 (@DrHR_AYA) November 20, 2020

女性コンビで双子という特徴がありながらも、そんなところをネタには一切出さず漫才をしている姐さんたちは超カッコいい。

準決勝、決勝のステージでも黒スーツにピンヒールのお姿で唯一無二の漫才をしている姿を見たいと思っている熱狂的ファンも多いDr.ハインリッヒ。

独特の舞のネタめっちゃおもしろいので、こちらも上がってほしいなと思います。

ワイルドカード経験者の令和ロマンさんは笑いを交えて

以前の芸名「魔人無骨」時代の2018年にワイルドカードで準決勝に進出した経験のある令和ロマンさん。

そんな経験も踏まえて、ご自身のYouTubeチャンネルで生配信でお話されていました。

俺らワイルドカードデュエリストだからな

令和ロマン　YouTubeチャンネル「M敗退会見」 より

人気者がワイルドカードで準決勝に上がりやすいことがわかっている中でのこの発言ww

この生配信、フリートークもおもしろいのでぜひ見てみてください。

悔しいとは思ってらっしゃるはずですが、令和ロマンは今回ワイルドカードで上がらなくても、何年かのうちにM-1優勝するコンビだと思います。

令和喜多みな実さんがワイルドカードに選んで欲しい理由

令和ロマンさんと同じく、コンビ名に「令和」が入っている令和喜多みな実さん。

元はプリマ旦那というコンビ名でした。

令和喜多みな実のお二人も、なんで選ばれなかったのかわからないくらいおもしろいので十分ワイルドカードで準決勝に進まれる可能性があります。

少しでも上のステージでネタを披露したいと理由の他にもうひとつ、選ばれたい理由があるんです。

【行きたい理由】

12月2日(水)にシゲカズです主催の『マイネタバトル』の出演者、金属バットさん・ロングコートダディ・ニッポンの社長・コウテイ・カベポスターが準決勝に進出したため、シゲカズがバタバタしてます。
僕はMCの予定ですが、ワイルドカードで進めればシゲカズがもっとバタバタします。 pic.twitter.com/7w53pEob5Y

— 令和喜多みな実 河野 (@purima_kono) November 21, 2020

12月2日、シゲカズですさんという芸人さん主催で、大阪のよしもと漫才劇場で「マイネタバトル」という舞台が行われるんです。

その出演者が、

• 令和喜多みな実　河野さん（MC)
• シゲカズです
• ロングコートダディ
• コウテイ
• 金属バット
• カベポスター
• ニッポンの社長

令和喜多みな実とシゲカズですさん以外、準決勝に進出が決定。（シゲカズですさんはピン芸人さん）

準決勝進出者が発表されたとき、正式に準決勝が行われる日程も発表されるんです。

準決勝は12月2日。

ライブと準決勝が同じ日に開催されるため、M-1準決勝進出者はこの舞台には出られない。

現状、令和喜多みな実河野さんとシゲカズですさん2人だけのトークライブになってしまってるんです。

さらに、ワイルドカードで令和喜多みな実さんが勝ち上がると、シゲカズですさん一人しか出演者がいないことに。

こんなハプニングおもしろすぎますよね。

私も是非、令和喜多みな実さんには勝ち上がってほしいと思いますww

M-1グランプリ2020準決勝に進める最後の1枠はどのコンビになるのか？

2020年のM-1グランプリのワイルドカード枠。

テレビで活躍中の人気芸人さんが多数いる中で、そのまま人気グループがその枠を獲得するのか、それともネタがおもしろいグループが実力で勝ち上がるのか。

下手したら、準決勝から決勝に選ばれるよりもこの一枠はとても厳しい戦いなのかもしれません、特に今年は。

ワイルドカード枠を勝ち取ってもその後も不利な状況で準決勝を戦わないといけませんが、みなさん喉から手が出るほどこの枠が欲しいのも事実。

私としては、みなさんが魂を込めて挑んだ準々決勝のネタを楽しみながら見て、おもしろいグループにたくさん投票したいと思います。

→→　GYAO!公式サイトのM-1特集はこちらから

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M-1グランプリのルールについてはこちらに書いてます。

年末年始のお笑い特番についてはこちら。

2019年のファイナリスト各組についてはこちら。

M-1グランプリ2019の準決勝進出者についてはこちらにまとめました。