大波乱&感動的だった今年のM-1グランプリ2020
放送は終わりましたが、各芸人さんの感想を知るのが毎年の楽しみなんです。
笑い飯哲夫さん、ノンスタ石田さん、銀シャリ橋本さんといったM-1チャンピオンたちが今年のM-1のネタをどう見ていたかをまとめました
ラジオでウラ実況!?M-1グランプリ2020とは
大盛況に終わったM-1グランプリ。
いろいろな人が放送を見ていろんな感想をお持ちだと思います。
ただ、私が気になるのは、私たち素人の意見よりも、お笑い芸人のみなさんがこの展開をどう思って見ていたのかということがしりたい。
ということで、M-1ロスになる間もなく、いろいろな芸人さんのM-1グランプリ2020の感想をチェックしてしまいます。
今回は、M-1グランプリ2020の放送の裏で、同時にラジオでの生放送しながら今回のファイナリストのネタを見て感想をお話する恒例の番組「ラジオでウラ実況?!M-1グランプリ2020」(ABCラジオ)で歴代のM-1チャンピオンたちがどうお話したかをまとめてみました。
2021年のウラ実況はこちらにまとめました。
ABCラジオは私が住んでいる地域は放送がないので、radikoプレミアム会員になっています。
radikoとリビングにあるAmazonEchoと連携して、家事をしながら聴いています。
オンオフや放送局を変更するときも、アレクサに口で伝えればいいので、食器洗いで手がぬれていてもOK。
とっても便利ですよ。
パーソナリティーは歴代M-1チャンピオンのこの3人
例年は、関西地方にお住まいの方ならおなじみのメッセンジャーあいはらさんやザ・プラン9のお~い久馬さんをパーソナリティとして、ウラ実況が行われていましたが、今回の「ラジオでウラ実況?!M-1グランプリ2020」にパーソナリティは過去にM-1チャンピオンとなっている、
- 笑い飯 哲夫さん
- NON STYLE 石田明さん
- 銀シャリ 橋本直さん
こちらのお3人を迎えての放送となりました。
アナウンサーはABCアナウンサーの津田理帆さんです。
チャンピオンだからわかる決勝戦のファイナリストの気持ちや、漫才の天才たちとしての各ファイナリストのネタについての意見などが、実際のM-1グランプリ2020と同時進行で語られるこちらの番組。
私はテレビでM-1を見ていたので、あとからこの番組を聞いたんですが、後から聴いてもめちゃくちゃおもしろいんです。
次に、今回のパーソナリティのお三方について簡単にご紹介したいと思います。
笑い飯・哲夫
- 2010年M-1チャンピオン
- M-1グランプリ決勝9回出場
- M-1準優勝3回獲得
- 審査員(島田紳助さん)から100点をもらった唯一のコンビ
- 第49回上方漫才大賞 大賞
- 2015年M-1グランプリ審査員
M-1グランプリは2001年から2010年までの回と、休止期間を経た2015年から現在までの回の2つに分けられます。
現在は、「結成15年以内のコンビ」に出場資格が与えられますが、2010年までは「結成10年以内のコンビ」という出場資格でした。
そんな前期M-1でなんと9回連続決勝に出場という考えられない偉業をやってのけ、2010年にはチャンピオンになっているのがWボケ漫才を生み出した笑い飯。
今回はそんな笑い飯の哲夫さんが出演。
哲夫さん、今では芸人としてだけでなく、農家としての一面も。
芸人さんらしくわかりやすく説明した仏教についての本も何冊も出版されています。
NON STYLE・石田
- 2008年M-1チャンピオン
- M-1グランプリ決勝3回出場(一度は敗者復活から)
- S-1グランプリ優勝
- 2015年M-1グランプリ審査員
NON STYLEのネタ作りだけでなく、最近は舞台の脚本や演出も手掛けられている石田さん。
M-1チャンピオンを目指されていた時は徹底的にM-1で勝てる漫才を研究し、とんでもないボケ数で優勝をかっさらいました。
そんなテンポの速さと相方しか傷つけないネタの内容で女子高生に人気の漫才師として各ネタ番組にもよばれているNON STYLE。
オールナイトニッポンでナイナイの岡村さんに向けてお話された昨年のM-1後に行われたM-1答え合わせは、とてもわかりやすいと好評でした。
現在、M-1審査員を務められているナイツ塙さんと並んで、審査員として長く出演されるのもそう遅くないと思います。
銀シャリ・橋本
- 第40回NHK上方漫才コンテスト優勝
- 2016年M-1チャンピオン
- M-1グランプリ決勝3回出場
- 第51回上方漫才大賞奨励賞
2015年に再開されたM-1グランプリで準優勝、そして次の年に優勝されている銀シャリ橋本さん。
今のM-1の空気を知っているチャンピオンです。
古き良き時代の漫才の形を大切にされていて、若いのにベテランの風格が漂います。
ネタ以外の時は物腰が優しくて、お話を聞いていてもとても癒されます。
今回優勝されたマヂカルラブリーの野田クリスタルさんや、アキナの秋山さんとは同期。
若いながら数々の賞レースをとりまくっている正統派漫才師です。
2001年の第1回大会から昨年2019年まで、もちろん3人がチャンピオンになった回もすべて、歴代のM-1グランプリはAmazonプライムビデオで見ることができます。
\アナザーストーリーはハンカチ必須/
プライム会員は月額500円(年額4,900円)
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歴代M-1チャンピオンによるM-1グランプリ2020敗者復活について
まずは、敗者復活戦で戦ったコンビたちについてトークが展開されました。
石田さんと橋本さんは実際に敗者復活戦会場でネタを見てコメントするというお仕事もされていました。
石田「ニッポンの社長がトリ出番だったんですけど、あれは良くも悪くも「トリ出番の無駄遣い」。」
哲夫「なるほど。かわいそうやったやろ。チャイムかなんかなって。」
橋本「東京都のやつやからしょうがないですよね。外敵があった中でみなさん素晴らしかった。」
哲夫「金属バットとかもニヒルで決勝行かんでもいいねんって感じなのに、トップ出番で目の色が違ってた。いいネタ見せてくれてた。」
石田「初めて生でカベポスターのネタを見た。システムがきちんとしてて耳が気持ちよかった。」
哲夫「きもちええわ。程よくこんがらかしてくれてるというか、洗濯機回してくれてる。」
橋本「タクシーの中で石田さんとカベポスターのネタの続きを考えてたんです。」
哲夫「それ、芸人の飲み会でようやるやつ。」
哲夫「ランジャタイあかんかったか。」
橋本「確かにめちゃくちゃ心に刻まれましたよ。」
哲夫「でもね、僕ね間隔が3年ほど早いねん。前も敗者復活でいいと思った霜降りがドベやって。その3年後くらいに優勝したからね。(ランジャタイ)には今後に期待したい。」
橋本「ランジャタイが吉本やったら哲夫さんの恒例のお花見にすぐ呼ばれてますよね。」
哲夫「すぐ呼びます。しかも名前も好き。東大寺正倉院にある香木やから。」
哲夫「コウテイも良かったやん。」
橋本「キュウとか好きなんですよ。からし蓮根も滝音も良かった。」
石田「パワーワードがね、ぼこぼこハマってました。」
どの芸人さんにもおもしろかったと言ってあげていて優しい世界すぎる
歴代M-1チャンピオンによるM-1感想・評価
ここからは、各ファイナリストのネタについてお話されていたことをまとめてみます。
インディアンス
哲夫「いいね。これよ、トップはこういう感じで。」
石田「THE トップ(バッター)といった感じで。敗者復活でやったネタを膨らました感じ。違うバージョン。」
橋本「一発目であんな「あったかくなったからかゆい。」っていう(アドリブ)すごい。」
哲夫「度胸あるなぁ。敗者から上がってるから、もう捨ててもいいというかラクな気持ちで行けるというのもあるんやろな。」
橋本「選ばれた喜びもまたありますよね。」
哲夫「採点が難しいやろな。拍手笑いも5回くらいあったし。」
~審査員の点数を見て~
石田「高くないですか。」
哲夫「これは(最後の)3組に残る可能性もありますよ。」
橋本「立派にトップを務めあげたって言うのもあるんですかね?」
哲夫「(基準としてトップバッターの点数は低くなりがちだが)トップやから何点かあげた方もいらっしゃるかも。」
橋本「トップにしてはだいぶ高いですね。」
哲夫「一組目で90付けはるのもかなり高い。」
石田「基準が高い位置からなので、ちゃんと拍手笑いが起きないと減点方式になっていきやすいのでそこだけ気を付けた方がいい。」
橋本「(こうなると出順が)3番4番くらいでいっときたいですね。」
哲夫「点数的に見ると例年なら4位か5位くらいですけど、それでもインディアンスは満足してると思いますよ。去年はネタが飛んだっていうミスがあったけど、今年は田渕の走っていくいいところが全面に出てたなっていう。」
審査員の評価について
橋本「礼二さんが90なのも高いですよね。」
石田「多分、礼二さんは加点するときに自分にできるかできないかで評価して採点してると思う。銀シャリがそこまで礼二さんに点をもらえなかったのはどちらかとタイプ的ににているかもしれないという。」
哲夫「おのおのの審査基準をもってはるからね。」
橋本「おのおのでいいですもんね。」
哲夫「だからこそ公平な審査になるという。」
石田「集まる意味ないですからね。こんなに審査員が。」
よく審査員批判をしている人をSNSでみかけるけどこういう理由でいろんな審査員さんが評価しているのわかってほしい
東京ホテイソン
皆さん口々に「おもしろいですねー。」
哲夫「ああいうだまる大オチって怖いから外しがちやけど、すごいねあれを入れられる。」
石田「長打の連続でしたね。」
橋本「審査むずっ。」
哲夫「会話のやりとりならインディアンスやし、新しさとかちょっと変わってる破壊力っていったらこっちになるかな。」
石田「ふたりとも声がいいから、聞き心地がいいですよね。」
~審査員の点数を見て~
橋本「やりとりなのか。好みなんでしょうね。」
哲夫「人によってやね。一発目のボケはこっちやったけどね。」
橋本「ただ、あの速さでいえんのかっていう。」
ツッコミのたけるさんがすぐに答えを言えることも普通ならおかしいからそれも別の笑いとしてとらえているのかっていうことをおっしゃりたかったのかな?
石田「最初のボケで期待値が上がってしまったって言うのもあるかも。」
哲夫「尻上がりかどうかも漫才で重視されたりするんやけど。僕は(最後に黙るのは)勇気点をあげたいけど、しりあがりかどうかといえるのかというと…。」
橋本「これで25歳とか。バケモノですけどね。」
石田「説明部分が多いネタって勝負しにくいじゃないですか。こんだけちゃんとフリ部分もしっかり使えたというのは長蛇の自身があったんでしょうけど。」
橋本「1、2番すごいな。」
ニューヨーク
哲夫「いいな。来たな完全にまくりますわね。去年からのサクセスストーリーが見えますね。」
石田「ニューヨークのいいところが出てたな。」
橋本「最後の3組に残りそうですよね。」
哲夫「残りそう。すごいいいわ。90点台でしょうね。」
石田「こんだけよう攻めたネタを。」
哲夫「エピソードを聞いてっていう。やったあかんと言ったらやったあかんのかもやけど。ようやったなと俺は思う。」
橋本「ご時世もイジってますもんね。」
~審査員の点数を見て~
哲夫「人が表れすぎやろ。巨人師匠は(ネタ内容的に点数が上がりにくい内容)やからな。」
橋本「ニューヨークの視点がいいですね。」
石田「こんだけコンプライアンスに対していってるから、炎上させ屋さん的にはどこに突っ込んでいいかわからんでしょうね。」
橋本「炎上させた方がダサいというか。」
哲夫「マッチングアプリも昔のような出会い系じゃなくなってきたのに、出会い系のようにいじってくるという。」
橋本「このあと出にくいですね。」
哲夫「前回のM-1も波が3回あったけど。波の後っていうのはな、ぺこぱはさいごやったけど、インディアンスは気の度やったな。」
橋本「今回はインディアンスのおかげで波が早くなってますね。」
哲夫「でも、このあと何回か波はあるはずやから。ニューヨークを超えてきたらすごいな。」
見取り図
~笑御籤で「見取り図」が呼ばれたとき~
橋本「毒舌続きですね。」
哲夫「最多出場やからね。もう劇場の頼りがいある兄ちゃんになって。」
~ネタ終わり~
哲夫「ニューヨークに88つけてはって、見取り図に91付けてるんですね。この3点差は教育的指導ですね。師匠の楽屋にドンドンドンがなかったら、93付けてたかも。松本さんはニューヨークよりも1点低くつけてる。」
石田「今のところ点差がついてるのは塙くんですかね。レベル高いなー。審査員のみなさんは苦戦してるでしょうね。」
橋本「前半でこんなラッシュきてるって。ニューヨーク超えてきてるなんて。ニューヨークが作ったビッグウエーブをさらに大きくするっていう。」
哲夫「この右上がりの雰囲気で次ドハマりしたら優勝も見えてくるな。まだ、95は上沼さんしか出してないから。」
石田「前ウケたコンビと比べて点数付けていくから、後半に連れて点数上がってますよね。」
石田「前半はいつもの見取り図ぽくなかったですけど。」
橋本「まくり上げましたね。」
~それによって東京ホテイソンの脱落が決定~
橋本「ホテイソンもよかったですけど。」
石田「(ホテイソン)はただ打席数が少なかっただけっていう。みんな打席が多いから。」
おいでやすこが
石田「ふたりとも抜群のスキルを持ってますからね。」
「ファイナリストの中で一番コンビっぽいんですよね。」
橋本「歩いてるところもいいし、41、42っていう(年齢)もいいですよね。」
哲夫「すべてが追い風って感じがするな。」
~ネタ終わり~
口々に「おもしろいぞ、これは。」
哲夫「我々同業者として見るのは楽に見れるね。ほんまのコンビじゃないから。」
橋本「いいっすよね。おもしろければもう。」
石田「こがのね、ジャブのつもりでネタ聞いてるじゃないですか。それをおいでやすがおもいきり全部ストレートにするっていう。」
哲夫「あんな強いツッコミするやつ今おらんもん。風穴あけるズしかおらん。」
橋本「おじさんたちがやっているって言うのも全部おもしろいわ。」
~得点が出て~
全員が拍手。
橋本「M-1の規定の「とにかくおもしろい漫才」。本当。」
石田「M-1の前に礼二さんと話したとき、「歌ネタとかなってくるとどう評価していいかわからん。」って言ってはったけど、僕らが思っている歌ネタを超えてきたというか。漫才やったんやなというか。」
橋本「しっかりと漫才ですよ。」
哲夫「歌ネタ系のボケのパターン、いいとこぜんぶやってるもんな。そこんとこに巨大ツッコミ。」
橋本「そうですよ。最近、熱量と魂とシンプルなツッコミ。乗るんですよ。ベーシックな最強スタイル。」
石田「原点回帰ですね。ツッコミがほんろうされるのが一番おもしろい。」
橋本「声質、顔。全部がおもしろい。」
石田「俺らはわかりますけど、小田、声の調子悪いですよね。」
哲夫「あいつ、全力でやりよるから。」
石田「こいつ(おいでやす)がおるだけでボケたくなる。」
橋本「優勝したら、テレビ引っ張りだこになりますよね。」
哲夫「最終3組に残ってほしいけど、手元に置いておきたいのよ。おいでやすがさんまさんのもの、松本さんのものみたいになってほしくないのよ。」
石田「でも、おいでやすの最近の趣味が筋トレなんですよ。松本さんに寄せに行ってるみたいな。」
ここでM-1本編では長いCMが入ります。これが勝敗を決めることにもなるんですが。
橋本「おいでやすって番組側が言ってくるでしょうね。」
哲夫「R-1で出場資格がなくなった2人がね。シンデレラやね。」
橋本「基本的にはどんど点数がアップデートしてますよね。」
哲夫「次のコンビは引きよりも勢い系のコンビで持続してほしいね。CMいってほしい。」
橋本「ニューヨークが今3位なんて想像できました?ニューヨーク終わりで。」
哲夫・石田「そうやな。」
前の出番の人がやってらっしゃるときどう思ってらっしゃいました?どういう会話されてるんだろう?
哲夫「なんやねん。もう、うけんなよ。って感じ。自分牛床したいと思ってますからね。」
哲夫「錦鯉が残ってるらな。」
石田「錦鯉ぐらいしかないかも。貫禄でいける。」
マヂカルラブリー
~笑御籤がひかれたとき~
口々に「順番最高やん。」
哲夫「村上君、変やもんね。本名村上と違うからね。」
~ネタ終わり~
哲夫「最後ああいうのに持って行けるのがすごいわ。」
石田「すごいリスキー。」
哲夫「最初の一発目がめっちゃウケてたわ。」
橋本「かなりうけてましたよ。」
~得点が出てニューヨークの脱落が決定~
全員「あの出来でニューヨークあかんかったんか。」
橋本「レベル高いなー。」
~礼二さんが96点だったことについて~
哲夫「(中川家は)模写の得意な方ですから、(マヂカルラブリーが)模写系のボケなんでその質が高いんでそこを評価したのかも。」
橋本「ファンタジーというか、マンガみたいなね。」
石田「野田ってヘタウマな感じがするけど、すごく描写にたけてるというか、すごくわかりやすい。」
~この後の展開についてと脱落したニューヨークについて~
橋本「このままずっと波が来て10組目まで行くんですかね。」
石田「まだ種火はずっとついてるから…オズワルドとか次出たいですね。」
哲夫「錦鯉とかどなんねん。」
「ニューヨークがね、めちゃめちゃよかったのに。」
哲夫「順番がね。3番手やったから。」
石田「正直、決勝の決勝まで行くと思ったけどね。」
オズワルド
石田「オズワルドの伊藤くんは他の芸人と一緒に住んでるから、吉本が(コロナ対策で)大事をとって、決勝当日までホテルを用意したんですよ。あの吉本が。」
哲夫「オズワルドホテルかぁ。」
石田「ものすごくよさそうなホテル。」
哲夫「去年相談受けたのは、漫才の最初に言うお互いの個人名を言うかを迷ってたけどね。(去年)ミルクボーイのあとやったのはちょっとかわいそうやったな。」
~ネタ終わり~
石田「去年に比べてだいぶM-1の漫才になってますでしょ。」
哲夫「ほんまやね。ゆっくりに見えて手数売ってる。」
~点数が出て~
哲夫「あーのびんかったか。」
石田「欲しいところはだいぶ取れてたからねー。」
橋本「こういうニッチなというか…哲夫さんも好きそうですけど」
石田「すごいいいネタでしたね。最後の「ボケ乳首」って言うのを最後まで残せって言ってたのが、とろサーモンの久保田ですね。オズワルドは僕みたいなタイプにも聞きに来てくれるし。」
橋本「僕が呼ばれたときも、僕と(かまいたちの)山内と囲碁将棋の文田君。見てくださいって言うてましたね。」
哲夫「仕上がりきった。」
橋本「オズワルド汁はだいぶ出てましたけどね。誰もガクッと落ちないですね。」
石田「誰も損してない。」
哲夫「誰がこの中間の順位予想できんねん。」
アキナ
~笑御籤がひかれて~
石田「うわー順番最高や。」
橋本「お子さん授かったときにファイナリストになるってよくあるみたいな。」
哲夫「子どもはお父さんに仕事を持ってきてますよね。」
~ネタ終わり~
哲夫「CM明けで空気が変わってきた感じがあるね。一旦ちょっと落ち着いちゃったんやよな。」
石田「お客さんが疲れてきたかな。」
橋本「ずっとトップスピードやったから。」
石田「秋山が「クソクソッ」って言ってるのが準決勝ではガーンきてたと思うんですけど、前においでやすのあのパワーがあったので、そうなるとあのパワーが伝わってない。」
哲夫「お客さんもちょっとでも被ってると気になるところやねんな。」
~得点が出て~
哲夫「本人たちもやりながらわかってたと思うんだけどなー。」
石田「乗れば乗るほどウケていくっていうネタだから、乗り切れなかったんですね。」
~おいでやす小田が最終決戦進出が決定して~
哲夫「これはもう手元から離れていくよね。」
哲夫「これからよばれるようになるよな。千鳥のノブとか、トータル(テンボス)の藤田とかなんか言って怒らせたいとかあるからね。」
橋本「ニューヨークの屋敷も「こうじゃないすか。」って上の人にもツッコんでくれますよね。」
哲夫「あと2組、去年はここからもう一波きたよね。」
石田「二組とも腕力でねじ伏せるタイプですもんね。」
順位を振り返っていて、東京ホテイソンはおもしろかったのに最下位になっていることを確認して、
橋本「受けてたんですけどね。拍手笑いばっかりのM-1なんかそんなにないですよね。」
石田「前回はニューヨークがM-1の流れを作りましたけど、今回もニューヨークが陰の立役者で流れを作ったみたいな。」
錦鯉
哲夫「年齢が上の方のアホなことは破壊力がすごい。」
石田「年を重ねるごとにどんどんおもしろくなってくる。」
橋本「(石田さんと)白スーツ繋がりですね。汚れていると忙しいのがわかるという。」
~ネタ終わり~
哲夫「バカバカしいな。笑ろてまうわ。」
橋本「まんじゅう食ったとことか(大笑)めちゃくちゃシンプル。」
石田「渡辺さんのツッコミがすごくいい。」
橋本「去年と違って熱がのってますよね。」
審査員の点数を見て…
哲夫「塙君と志らくさんが95…」
石田「もう200人お客さんが増えてたら違ったでしょうね。」
橋本「点数を付けるのが難しいですよね。」
哲夫「前のコンビが何点やからって言うのでつけてはるからね。ハネてほしいな、錦鯉さんは。」
哲夫「審査員の方が年下やからね。」
石田「間違えなく準決勝とかで評価高かったなっていう。」
哲夫「玄人も好きやわな。」
橋本「愛されてますよね。」
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ウエストランド
「追い込まれたときに強いですからね、ウエストランド。」
「アドリブも言いますからね。」
~ネタが終わって~
石田「角度が独特ですね。」
哲夫「ああやってもっと悪いこと言って荒れさした後、僕らが通ってモテたいよね。」
橋本「小気味いい。」
石田「河本君がちょうちょいボケてんの腹立ちますよね、本当に。」
点数を見た後、
哲夫「うーん。アキナと一緒や。」
橋本「見取り図決定や。」
哲夫「おいでやすこが以外は、決勝行ってる組の方が強いっていう。9年連続ファイナリストとしては微笑ましい。」
橋本「(決勝経験組は)ネタをアップデートしてアップデートして出してるからやっぱすごいというか。」
最終決戦での各パーソナリティーの評価
哲夫「おいでやすこが以外は何回も決勝行ってる子らが強いね。9回連続で行った身としてはうれしいね。」
石田「新しいネタ新しいネタを作っていかなあかんですからね。」
こんな話から、互いのネタ作りについてのお話に入っていきました。
M-1王者のネタ作り…三者三様でしたのでここで残しておきます。
笑い飯・ノンスタ・銀シャリのネタの作り方
哲夫「結局、14本新しいネタ作ってたからねー。弁当箱をこすってこすって、もうこするもんないやんってやってました。今でも単独の前の日になっても作ってたから。」
石田「僕は夏休みの宿題は最初の一週間でやりたいタイプなんで、ぜんぶ作って、井上に見せる感じです。井上は太yんと読まなくてなんとなくでやってますよ。どうしても直してほしいとこだけこちらが言う感じです。
橋本「僕たちはもう台本ないですね。適当に二人でしゃべってそれをどんどん肉付けしてる感じで。」
哲夫「銀シャリはそうやな。橋本が(アドリブで)めっちゃボケまくって、オロオロした顔の鰻くんを見るって感じ。」
橋本「相手に言わせるより、自分で言った方が屁理屈も乗っかっておもしろいかなって思って最近は自分で言ってます。」
石田「鰻くんは屁理屈いうとき硬くなるからね。」
最終決戦1:見取り図
哲夫「もう言うてまうけど、(見取り図で)決まったんちゃう?すごい構成やった。」
石田「漫才師っていろんな策というか、システムを作っていくんですけど、見取り図はファイティングポーズまっすぐで漫才と向き合っている中、この構成力。」
哲夫「いろんな審査員の笑い顔が抜かれてたのが、すごいネタやったってことを表してるな。」
最終決戦2:マヂカルラブリー
哲夫「さっき(見取り図に)決まったって言いましたけど、今日一で泣き笑いやわ。これはすごいわ。審査むずいわ。」
石田「全く違う競技やもん。」
橋本「めちゃくちゃおもしろい。マヂラブしかできないっす。模写がうまいっす。」
石田「サンドイッチが来たとことか、Gがかかってるとことか。」
哲夫「今のやつ1本目に持って来んかったんやろ。めっちゃ優勝しに来てるやん。」
一同「うわー。」
最終決戦3:おいでやすこが
哲夫「ようマヂカルラブリーの後にあんな笑いとるで。持って行き寄ったーってなったけど、まくるまくる。」
石田「これ選べる?難しいですね。これ(審査)割れるんじゃないですか?」
「全部違うスポーツを見せられましたね。」
哲夫「違うなー。サッカー、ラグビー、アメフトみたいな。同じフットボールの中で全然違うって言う。」
石田「ただ誰も置きに行ってないっていう。」
橋本「どれが好きかそれだけですね。」
哲夫「どの審査員がだれに投票するか予想してみる?」
「巨人師匠が見取り図。富澤さんがマヂカルラブリー。塙さんもマヂカル。志らく師匠はマヂカルで笑ってはったけど、おいでやすこがかな。礼二さんは見取り図かマヂカルか微妙なとこやな。上沼さんはマヂカルと因縁深いって言うのがあるから、マヂカルに入れはるかな?松本さんもマヂカルで一番笑ってはったきがするんですけど。」
「何となくまとめるとマヂカルが4票か5票ぐらいいって、後の二組が1票ずつみたいな。」
橋本「3・2・2みたいなわかれ方もあり得ますよね。本命不在と言われている中、めちゃくちゃ腹抱えて笑いましたよね。」
石田「それぞれ出し切りましたからね。」
哲夫「これは本人にも言ってますけどね、僕はおいでやすこがは優勝しないでほしいという。そばにおいておきたい。」
石田「可能性しかない。」
橋本「(M-1グランプリのフェーズが変わった)第三章初代チャンピオンって感じですね。」
チャンピオンはマヂカルラブリーに決定
結果が出て、マヂカルラブリーが優勝とわかりました。
哲夫「なるほど。接戦や。」
橋本「鳥肌。」
全員「おめでとー。」
石田「めちゃくちゃいい戦いでしたね。」
橋本「なかなかあんな野田くんの顔見れないですよね。」
「真面目な奴やもんね。」
{ただただおもしろい漫才っていう)
石田「マヂカルラブリーの作戦勝ちですよね。おいでやすが一本目のネタをこっちに持ってきたら違ってただろうし。」
橋本「皆さん全員迷ってはったと思うんですよね。これひとりでも違ってたら全然違いますもんね。」
哲夫「3・2・2ってそういうことやもんね。伝説や。」
哲夫「巨人師匠が素敵なことを教えてくれているから言っておかないといけないんだけどね、マヂカルラブリーがおもしろかったとしても、電車で揺れまくったらあかんのよ。」
「インディアンスが敗者復活から勝ち上がってきてから、ぜんぶおもしろかった。」
石田「家帰ってからも飲みながら見てまうねんな。」
橋本「2冠の人がこんなに出てきたらもう。キングオブコント、M-1、R-1全部取る人出てくるかもしれません。」
哲夫「THE Wもレベルが上がってきてるしね。WもM-1も。」
質問コーナー
Q「和牛が今年出場をやめました。すごいプレッシャーだったからだそうですが、みなさんはどんな気持ちでM-1に臨まれていましたか?」
哲夫「忘れたという一言。もう十数年前やし、結婚とかも挟んでるからね。」
石田「認められたいの一言ですね。」
橋本「2016年は決勝行けてよかったなとかそんな気持ちでしたからね。2015年の方が。」
Q.「お疲れさまでした。優勝した直後はどんなスケジュールなんですか?寝るのは何時頃なんですか?」
哲夫「
石田「記者会見やって、生放送に途中参加して、打ち上げに参加して、朝イチの番組でネタやらされてみたいな。次の日の朝はみんな声出てない」
橋本「とろサーモンの久保田さんも番組中に寝てたとかありましたもんね。」
「OKでーす。のあと、みんながおめでとうございますって祝福してくれて、本当にうれしかったもん。さすがにあそこで泣きましたもん。」
橋本「笑い飯さんの優勝を間近に見れてよかったですもん。M-1を出たい大会にしてくれたのは笑い飯さんですもん。」
石田「笑い飯さんの優勝見たかったもんな。」
石田「和牛が出なかったって言うのもあんだけの熱量をキープするの大変ですもん。」
哲夫「和牛はマイナーチェンジの天才。」
ここで哲夫さんがGYAO!の配信に出演するため、途中退席。
Q優勝した翌年、新しいチャンピオンが出たときはどんな気持ちでねむりにつきましたか?
橋本「やっと渡せると思ってうれしかったですよ。」
石田「任期終わったみたいな。M-1用の漫才を求められて結構しんどいんですけど、それが渡せるんで、気にせずやれるというか。自分で(ネタ作りの)ハードル上げてまうしな。」
橋本「M-1の4分間と劇場のステージとは全然違いますからね。」
石田「(敗者復活からウラ実況まで長かったが)いやー楽しかったですね。毎年、できるだけこういう風に携わりたいですね。」
橋本「養成所で似たような漫才が増えますよね(笑)あと、漫才は止まらないって言うスローガンのもと、この大会を開催してくれたスタッフさんに感謝ですね。」
石田「ほんまやね。」
愛のあふれるM-1ウラ実況を聴いてるとさらに楽しくなる
今回のM-1グランプリ2020、番組が終わってから、「これは漫才じゃない」っていう批判が多いなんてニュースになってますけど、少なくてもこちらのM-1王者の方はそんなこと一言も言ってません。
マヂカルラブリーのネタがすごかったと3人とも脱帽しています。
哲夫さんがおっしゃっていた「サッカー、ラグビー、アメフトみたいな。同じフットボールの中で全然違う」という言葉が表しているようにどれも漫才なんですよ。
改めて言うことではありませんが、あの決勝の舞台に立っている時点でたくさんのコンビから選ばれた少数精鋭の漫才コンビであり、やっていることは漫才以外のなにものでもないです。
ネタの好き嫌いはもちろんあるでしょうが、お笑いが好きな人ほどそんな批判はしていないんじゃないでしょうか?
橋本さんがおいでやすこがさんのネタの後に「M-1の規定の「とにかくおもしろい漫才」って感じですね。」とおっしゃっていた通り、今年はいろんな漫才のカタチを決勝で見ることになったので、昨年のしゃべくり漫才の印象が強い方には違和感に感じられたのかもしれません。
でも、一番笑いの量が多かったコンビがそのまま優勝したという感じなので、納得な結果だったと思います。
笑い飯哲夫さん、ノンスタ石田さん、銀シャリ橋本さんという、漫才や漫才師が好きで好きで仕方ない人たちの解説は愛があっていいですね。
一緒にご飯食べながらM-1見て一緒に盛り上がってる感じがしてとても楽しかったです。
あとラジオで聴くと、こがけんさんの歌がめっちゃうまいのがよくわかる
以上、「【M-1グランプリ2020】ABCラジオM-1ウラ実況での各ファイナリストへの批評~笑い飯哲夫・ノンスタ石田・銀シャリ橋本~」でした。
今回のパーソナリティの笑い飯さん、NON STYLEさん、銀シャリさんの漫才は、FOD PREMIUMで見られる「THE MANZAI」やParaviでみられる「ドリーム東西ネタ合戦」で見ることができます。
THE MANZAIや志村友達をみるならFOD PREMIUM
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