なるべく家事は簡単に、そして趣味のテレビの時間はたっぷりとりたい私、カジテレママ。
こんな人間ですが、もともと金融機関職員で、一時的に自動車保険のサービスセンター(交通事故の過失割合を判断する部署)にいたりしました。
みなさん、自動車保険の更新時、次の自動車保険をどうしようか悩まれたり経験はありませんか?
今回は、自動車保険に少し関わったことのある身として、「代理店型とダイレクト型の自動車保険」についてお話したいと思います。
ダイレクト型と代理店型の自動車保険の違いって?
まず、本題に入る前に自動車保険のダイレクト型と代理店型の違いについて、簡単に触れておきたいと思います。
いま、テレビのCMなんかでよく流れているダイレクト型自動車保険は、
- ネットや電話で直接申し込む自動車保険
- 自分で契約・更新・変更の手続きを行えるのでカスタマイズ可能
- 人的コストを省いているので、保険料が割安
反対に、代理店型自動車保険は、
- 代理店の担当者と直接会って契約
- 車のディーラーが保険代理店も兼務していたりするので、車の購入と同時に保険の手続きができる
- 人的コストがある分、保険料は高め
こんな特徴があります。
ネットで検索している時点で”ダイレクト自動車保険一択”しか答えは出てきません
タイトルからいきなりぶっちゃけてしまってますが、こうやって今ブログをスマホやパソコンで読んでくださっている方は、自動車保険をダイレクト型にしようか、代理店型にしようか悩まれている、もしくはその違いにちょっと興味がある方なんだと思います。
でも、ネットでどれだけ調べても、巷にあふれている記事のほとんどが、結局「ダイレクト型」をおすすめしてるはず。
その理由は、ネットで検索した記事だから。
そして、あなたがネットが使える人だから。
代理店型の自動車保険を売りたい人は、基本、対面で売り込みますから。電話はあっても、基本的にネットでやりとりはしません。
もし、実生活で関わりがある人に聞いてみたら、ネットほどダイレクト型を勧める人ばっかりじゃないと思います。
確かにダイレクト型自動車保険はおすすめできるんですけど、ダイレクト型を推すあまり、代理店型が悪いみたいに書いてあるのを鵜呑みにするのはちょっとやめておきましょって個人的に思います。
その記事を書いている人にとっては、ダイレクト型自動車保険に誘導した方が自分にとって効果的だからって理由だけで誘導している場合も大いにあるので…。
ネットに書かれてるほど代理店型ってそんなにダメなの?
ネットの記事に書かれているほど、代理店型の保険は悪くないんですよ。
確かに保険料は高いけど…
ただ、私がおすすめするのは、代理店は代理店でも「保険を専門にやっている代理店」の自動車保険です。
言葉悪いですけど、ディーラーさんや修理工場さんが、「ついでに」やってるのはおすすめしません。
保険を専門に取り扱っている代理店なら、いざ交通事故が起きた時も専門的なアドバイスをもらえたり、自分が言いにくいこともサービスセンターにちゃんと伝えてくれたりといろいろ頼れると思います。
交通事故の過失割合にどうしても納得できないときとか、代理店の方が話を聞いてくれて、保険会社にうまい具合に交渉してくれたり。
全部が全部ではありませんが、事故が起きたときに駆け付けてくれる代理店の方もいらっしゃいます。事故でパニックになっているときはとても心強いですよね。
それに、そういう代理店は自動車保険だけを扱っているんじゃなくて、損害保険全般(何なら生命保険も)を扱っているところが多いので、総合的にバックアップしてもらうことも可能です。
火災保険もその代理店で入っておけば、
- 落雷でテレビやエアコンがダメになった
- 台風で窓ガラスが割れた
- 雹(ひょう)が降ってカーポートに穴が開いた
なんてときに、保険会社の代わりにその代理店の方が早く来てくれて破損状況の写真を撮ってくれたり、保険請求の書類を提出してくれるなんてこともあります。
また、専門的に保険を扱っている代理店の場合、〇〇保険の代理店だけでなく、△△保険の代理店も兼務されているなど、複数の保険会社の代理店となっている場合も多いので、自動車の種類や、おうちの建築工法の違いによって、こちらの保険の方が有利だよというアドバイスをもらえることも代理店型の強みです。
自動車保険の内容も相談しやすいよ
ダイレクト型自動車保険は、自分で保険の内容をカスタマイズできるのがメリットではあるのですが、どう組み立てていいのかわからない方もいらっしゃると思います。
もちろん、電話やネットで保険会社のオペレーターに相談できるように整えられているんですが。
また、とりあえずディーラーの言われた通りに自動車保険に入っていたなんて場合、知らない間にずっと高い保険料を払い続けている場合もあります。
買ったばかりの車には車両保険の補償内容を手厚くしておくのは鉄則ですが、10年も乗っている車なのに車両保険が見直されず、高い保険料を払い続けているなんてことも実際にあります。
そんなとき、保険のプロである代理店の方に相談して、その方にあった内容で、なるべく保険料を安く抑えられないかアドバイスしてもらえることも代理店型自動車保険の強みといえます。
ドライブレコーダー付き自動車保険は現在代理店型のみ販売
最近、CMで宣伝し始めたのが、「ドライブレコーダー付き自動車保険」
私も以前、「ドライブレコーダー付き自動車保険をおすすめする」という記事を書きました。
普通の使い方をしてドラレコが壊れたときは、交換してくれるし、もし、事故を起こしたら衝撃を感知して、そのときの映像をそのままサービスセンターに送ってくれるし、めちゃくちゃおすすめしたい自動車保険です。
でも、このドラレコ付き自動車保険、ダイレクト型では取り扱いがないんです。(2020年1月7日現在)
代理店型のみの取り扱いなので、もしドラレコ付き自動車保険に加入したかったら、代理店型の自動車保険を選択するしかありません。
そうはいっても代理店型にも欠点があるよ
じゃあ、保険料が高い以外は代理店型がおすすめなのかというと、手放しでそうとも言えない。
なぜなら、代理店をやってる人って「クセが強い人が多い」から…。
会社員じゃなくて、自営業の方なので(雇われている営業さんもいますけど)、やっぱクセがすごい。
相手とやりあう(議論をです、もちろん)こともあるので、結構コワモテの人もいたり…。
あと、みんながみんな親身になってくれるわけでもないし。
だから、口コミで評判がいいところの代理店でぜひ入ってもらいたいなと思います。
「結局、人による」っていう何の説得力もない結論ですみません。
自動車事故の確率を考えたら確かにダイレクト保険一択かも
今まで、代理店型自動車保険ををおすすめすることばかり書いてきましたが、でも、実際、普通に運転してたら、交通事故なんてよほどの確率で起こらないですよね。
いつ起きるかわからないけど、起きたとき大変だから加入しておくのが保険ですし。
だから、いつ自動車事故が起きるかもわからないし、いや一生起きないかもしれないのに、そこに高い保険料をかけるのはどうなの?と思われる考えは至極まっとうな意見だと思います。
もし、万が一、事故が起きてしまったときの保険会社の対応に満足できなかった時に次の保険加入先を考えればいいだけなので、現状は保険料の割安な「ダイレクト型自動車保険」を選ぶというのは、やはり現代のスタンダードなのかもしれません。
カジテレのおすすめのダイレクト自動車保険は
今は、自動車保険も一括見積りでいろんな保険会社の保険料の目安を教えてくれるようになりました。
保険料がすごくお安いところも実際にありますし、走行距離に合わせて保険料が変わるなんてところもあります。
ちょっと自動車保険関連で働いていたカジテレママがダイレクト自動車保険の中でおすすめするのは、大手保険会社とグループになっているダイレクト自動車保険です。
東京海上日動グループのイーデザイン損保とか、三井住友海上グループの三井ダイレクトとか…。
事故の過失割合は状況によって判例で決まっているので、どこの保険に入っていても基本変わりませんが、やはりなんかあったときの対応力は「餅は餅屋」、専門でやっている会社は違います。
新しく保険業務に参入してきた企業の交渉担当者も、もともとは大手保険会社の社員でベテランということも大いにあり得ますが…。
双方の言い分や、事故状況など、交通事故が起きた場合、保険会社同士のやり取りが行われるんですが、やはり大手の保険会社の社員の方がスムーズにやり取りできていました。
保険料が割安ながら信頼度も高い、大手損害保険会社グループのダイレクト自動車保険をおすすめします。
自動車保険の更新の際には、一度、下記のようなサイトで一括見積をして、ご検討ください。
一括見積で金額提示されちゃうと、やっぱり保険料が断然割安なダイレクト型に魅了されちゃうよね…
自動車保険の加入は何を重要視するかで代理店型かダイレクト型か答えが変わります
車を運転する方にとっては、必ず必要でそれなりの年間出費となる自動車保険。
でも、安易に「安いから」と決めてしまうのではなく、いろいろな側面からどの自動車保険にするか考えてみてください。
もし、地元に有能な代理店さんがいらっしゃったら、そちらに総合的にゆだねるのも一つの手ですよ。
以上、「【自動車保険】ダイレクト型と代理店型のどちらがいいの?~元自動車保険サービスセンター社員がぶっちゃけます~」でした。
他にも自動車保険についての記事、書いてます。
我が家も加入しているドラレコ付き自動車保険についてはこちら。
岡田将生くんが出演のめちゃめちゃもやもやするアクサダイレクトのCMについてはこちら。