この記事ではドライブレコーダー付き自動車保険に加入してみて感じたこと、おすすめしたい点を書きました
ドライブレコーダー取り付けるならドラレコ付き自動車保険も選択肢に
ドライブレコーダー(以下、ドラレコ)付き自動車保険に加入したカジテレです。
私は岐阜県に住んでいます。
岐阜県は中心部でもクルマがないとキツい県なんですが、我が家は外れに住んでいるのでさらにキツいんです。
夫と私、それぞれに自動車に乗っているんですが、去年くらいから考えてたんですよ。
「ドラレコつけよう」って。
せっかくなら、自動車保険が付いたドラレコつけたいって。
今回は、そんな我が家がつけた「ドラレコ付き自動車保険」について、その内容をメリット・デメリットと併せてご紹介したいと思います。
車を運転するなら、ガソリンがお得になるエネオスカードをおすすめします。
エネオスカードは3タイプ。
- 最大7円/L引き!1ヶ月の利用金額で割引単価が決まるタイプC
- エネオスで1,000円利用ごとに30ポイントたまるタイプP
- ガソリン・軽油はずっと2円/L引き・灯油も1円/L引きのタイプS
ご自分のカーライフに合ったカードを選べます。
我が家はタイプSで常時2円引きを選びました。(タイプSだと、一度でも使っていれば翌年の年会費も無料なので)
エネオスカードとEneKey(エネキー)というエネオスが作ったスピード決済ツールと紐づけしたら、カードを持ち歩かなくても決済できますよ。
夫はカード、私はEneKeyを持って給油してます
ドライブレコーダーの取り付けを迷っていた我が家
元保険会社社員も気になるドラレコ付き自動車保険
実は私、結婚してから数年間ではありますが、損害保険会社のサービスセンターで契約社員として働いていました。
交通事故が起きた際に、任意保険に加入していれば、その加入している保険会社が事故状況を把握し、相手側の保険会社とそれぞれの過失割合を決定します。
その過失割合に応じて、車の修理費用やケガの治療費として、保険金が支払われます。
その一連の仕事を請け負うのが、損害保険会社のサービスセンターです。
わかりやすく言うと、イーデザイン損保のCMの織田裕二さんがやってるあれです、あれ。
そこで働いているとき、過失割合で揉める事故をたくさん見ました。
確かに目撃者がいない場所の事故で、双方が「自分の方が青信号だった」「自分は悪くない」といえば、どちらがより過失があるかなんてわからないですよね。
もちろん、車のキズやタイヤのスリップ跡なんかで事故の状況を判断するアジャスターという専門の仕事をする方もいらっしゃるので、ウソはついても見破られるんですけど。
そんな仕事をしていたこともあって、ドラレコの重要性はわかっているつもりでした。
でも、いろいろあるドライブレコーダーの中でどれを取り付けたらいいかわからず、金額もそれなりにかかるので、なかなかつけてなかったんです。
そんなとき知った「ドラレコ付き自動車保険」、ずっと気になっていました。
ドラレコ付き自動車保険ってどんなもの?
ドラレコ付き自動車保険は、一般的な自動車保険契約の中に特約(オプション)として、ドラレコをつける形になります。
この場合のドラレコは買うのではなく、リース契約して取り付ける扱いになります。
ドラレコと自動車保険のサービスセンターがつながっているので、万が一事故にあったときに瞬時にその衝突データが自動的にサービスセンターに送られるといった特徴があります。
事故をおこしたとき、パニックになりながら映像を送ったり、後日持ち込んだりするのではなく、自動的にセンターに送ってくれて迅速に事故処理を進めてもらえる自動車保険。
それが、「ドラレコ付き自動車保険」です。
ドラレコを購入したけど、ドラレコ付き保険にすぐ変えました
去年、自動車を買い替えたので、そのついでにとりあえずドラレコを購入して取り付けたんです。
ただ、夫も私も前からドラレコ付きの自動車保険があるということは知っていたので、保険更新時期に、
ドラレコがついてる保険に変えてもいい?
いいよー!!
こんな感じで軽くやりとりし、6月の自動車保険更新時に夫が運転する自動車も、私が運転する自動車もドラレコ付き自動車保険に変えることになりました。
今までつけていたドラレコは、夫が安く譲り受け、自ら塗装を施し生まれ変わらせたた30年前の軽トラにつけることに。
軽トラって塗りなおせばキレイになるんですね
我が家が選んだドラレコ付き自動車保険は?
我が家が選んだドラレコ付き自動車保険はこちら!
画像引用:東京海上日動火災保険HPより
東京海上日動火災保険の「ドライブエージェントパーソナル」です。
選んだ理由としては、
- ドラレコ付き保険を一番最初に始めたパイオニアだから
- 全体的な保険内容の充実さ
- 保険会社の最大手
理由が安易だと思いました?
でも、一番最初にやり始めたってことは、改善しなくてはいけない点のデータボリュームも一番多いはず。
それならば、そのデータをもとにどんどん改善していくと思ったからです。
ちなみに、それまでは我が家はAIG保険(旧富士火災海上保険)の自動車保険でした。(AIGにはドラレコ特約ないんです。)
東京海上日動火災保険のドラレコ付き自動車保険に早速申し込みました
早速、東京海上日動火災保険のドラレコ付き自動車保険申し込んでみました。
契約をすると、早速ドラレコが送られてきました。
東京海上からの宅配って、なんかめちゃめちゃ新鮮
変なところでテンションあがってる場合じゃない
保険始期(契約した日にち)になっていなくても、ドラレコを自動車に取り付けてオーケーです。
保険始期にならないと適用されないサービスがいくつかありますが、取り付ければ、保険始期前でもちゃんと走行時の録画はしてくれます。
あおり運転されても録画してくれていると思うと冷静になれるね
自動車保険料はどれくらい高くなる?
自動車保険をかけると言えば、やはり気になるのが保険料ですよね。
このドラレコ付き自動車保険の特約保険料ですが、1台につき月額650円です。
年払いだと7,480円ほどが通常の自動車保険の保険料に上乗せされます。
我が家では、ドラレコのリース代も混みの値段だと思えばそんなに高くないように思えたので、加入することにしました。
ドラレコ付き自動車保険のメリット
私の愛車に取り付けたドラレコ
なぜ、もともとドラレコを買って取り付けていたのに、わざわざドラレコ付き自動車保険に変えたのかという理由をこれからお話ししますね。
事故があった時に自動で保険会社に通知してくれ、担当者と会話ができる
なんといっても、まず事故があった時に自動的に保険会社のサービスセンターに連絡が入るところです。
衝撃を感知して、自動でサービスセンターに通知してくれるので、電話をかけなくてもその場でオペレーターの方とドラレコを通じてお話しすることができます。
救急応対もしてくれるので、もしけがをした場合は、救急車の手配もしてくれます。
同時に、衝突した際の前後10秒間が自動的に記録され、東京海上へも送信されるので、事故の状況をすぐに見てもらうことができます。
やはり、事故に遭うと気が動転しますもんね。なかなか冷静ではいられません。
以前、私が直進していたら、左の道路で一時停止していた車が、太陽の光で私の車が見えなかったらしく、いきなり右折してきて、ぶつかったことがあります。
そのときは子どもを保育園に連れて行ったあとだったので、私しか乗っておらず、けがもないのでまだ冷静でいられる状況だったと思うんですが、それでも、めちゃめちゃ慌てました。
きっとどんな人でも、事故の時ってパニックになりますよね。
そんなとき、専門の方から声をかけてもらえたら、それだけでも少し安心するし、冷静になれると思います。
さらに、GPSも内蔵されているので、気が動転して場所が言えなくても、保険会社の方で事故現場を特定してくれます。
普通、事故を起こした時は、自動車保険会社に電話して事故受付をしなくてはいけないんですが、ドラレコ上で会話をすることでその事故受付もできてしまうんです。
事故をしてたわけではないのに、何らかの理由で衝撃があった場合も、保険会社から連絡があるそうですが、その時は事情を説明すればいいだけですもんね。
それってどんなとき?
さあ…わかんないね
ちなみに、保険契約がまだ始まっていないのに、ドラレコを車に取り付けた場合は、衝撃があっても通知が担当窓口に自動で入るといったことはできないそうです。
ただし、こちらのドライブレコーダーにはSDカードが装着されていて、上書きしながら常時約7.5時間の録画をしてくれているので、もし契約が始まっていなくても映像は保存されていますよ。
危険な運転を感知して、その場で指摘してくれる
ただのドラレコだったら、走ってる映像を録画するだけですが、こちらのドラレコは録画だけではありません。
ちょっと膨らんで走ったり、急発進だったりと危険かなと思われる運転をすると音ですぐ通知してくれます。
そして、1日の初めにエンジンをかけたときは最近の運転の様子を、さらに、毎回エンジンを切ったときはその運転時の注意点を教えてくれます。
「少し急発進がありました。カーブの前には減速してください。」といったように。
雨がたくさん降っているときは、エンジンをかけたとき。「視界が悪いので気を付けて下さい。」と言ってくれます。
優しい。でも、どうやって雨を判断してるのか不思議ですけど。
その都度、自分の運転を振り返ることができますし、急発進とか、車間距離を詰めやすいとか、自分の運転のクセがはっきりするので、安全運転をするためにありがたい機能だなと思います。
更新時に安全運転レポートがもらえる
蓄積した運転時のデータを用いて、私の運転がどんな運転か、その技術は全国の平均で見るとどうなのかを教えてくれるレポートがいただけるそうです。
私たちはまだ、この自動車保険の特約を始めたばかりなのでレポートはいただいていません。
でも、自分の運転を客観的に診断してくれるなんてなかなかないので、楽しみにしています。
メンテナンスフリー
ドラレコの寿命ってみなさん知ってますか?
だいたい、1年~3年くらいなんだそうです。
タクシーやバスなど毎日長時間ドライブレコーダーを使用する環境の場合、ドライブレコーダーの寿命は短くなることが考えられます。逆に、個人で時々車を運転するだけの場合は、機器としてのドライブレコーダーの寿命は長くなる傾向にあると言えるでしょう。そのため、ドライブレコーダーの寿命を一概に言うことはできませんが、メーカー保証は1年から3年の間で設定されていることが多いため、1年から3年を寿命の目安として認識しておくと良いかもしれません。
うちのような田舎で、毎日のように車に乗る場合は、車もドラレコも酷使しているので、ドラレコの寿命も短いってことですよね。
また、ドラレコに内蔵されているSDカードの寿命もあるそうで。
実はSDカードには書き換え寿命と言われるものがあり、繰り返しデータを書き換えていくことでSDカードが劣化してしまい、故障してしまう現象があります。耐久性の問題でSDカードが故障してしまう場合もありますが、それ以外にも、繰り返し録画することでデータの断片化による一時的な不具合が発生することもあります。断片化による一時的な不具合の場合、SDカードをフォーマット(初期化)することで問題なく使用することができます。
毎日の運転を記録することで、少しずつSDカードの中に映像と一緒に、ノイズ(ゴミのようなもの)がたまってくるそうです。
それが、だんだんカメラの性能を悪くさせたり、SDカード自体の故障の原因になってしまうですって。
SDカードを定期的に初期化すれば、その不具合は回避できやすいそうですが、いまドラレコをつけている人で、こまめに初期化している人がどれくらいいるでしょうか。
もし、SDカードが壊れているのに気づかないまま走行を続けて、事故に遭ってしまったら、ドラレコを設置しているのに衝突時の画像が撮れてないってことに…
怖すぎますよね。
ドラレコを買い換えると簡単に言っても、それなりの画像が撮れるものを選ぼうと思ったら数万円はかかります。
でも、ドラレコ付き自動車保険なら、ドラレコ本体はリースのように状態なので、何か不具合があれば連絡して変えてもらえばいいだけ。
最新バーションのアップデートも自動でしてくれます
先ほどもお話ししましたが、ドラレコ付き自動車保険の特約部分が1年で7,500円程度だと考えると、2年使って15,000円。
ドラレコが消耗して2、3年で壊れることを考えたら、買い換えの値段とドラレコ保険はそんなに変わらないのではないでしょうか。
ちなみに、もしドラレコ保険を解約する場合は、ドライブレコーダーの返却が必要になります。
解約日以降に返却ボックスが送られてくるので、それに詰めて送るだけなので簡単ですね。(返却しないと違約金を請求されるそうです)
車が変更になる場合には付け替えセットを送ってくれますし、もしドラレコが盗難にあった場合も、こちらが警察に届け出をしてから連絡すれば新しい端末を送ってくれます。
ドラレコ付き自動車保険のデメリット
では、ドラレコ付き自動車保険にデメリットはないんでしょうか?
まだ取り付けて間もないので、時間が立たないと見えてこない点もあるかもしれませんが、現在のところで考えると、
自分でドラレコを取り付けなければならない
ドラレコって、ディーラーやオートバックスなんかのカー用品のお店で購入すれば、そのまま取り付けもしてくれますが、保険会社から宅配されてくるので、自分が取り付けるか、できないなら取り付けを業者に頼みに行かないといけません。
取り付けができない車種もあるようで、その際は事務局の専用ヘルプデスクに電話をするようですが、それに該当しない場合は、自分でドラレコに同梱のクイックスタートガイドに沿って取り付けることになります。
うちは夫がネットを見ながら自分で取り付けてくれたので、私は取り付けなくて済みましたが。
また、私の車は、古いからか、シガーソケットから電源をとらないといけなかったらしく、保険会社から送付されたドラレコとは別にこちらを追加で購入しました。
そういうのも、私ひとりだったらわかんないだろうな…
でも、取付自体は夫曰く、そこまで難しくないらしいですが、私が1人で取り付けろと言われたらちょっと自信がありません。
もし、取り付けられなかったら、どこか車屋さんかディーラーに頼みに行けば済むことなんですが。
フロントカメラ(走行している前方を記録するカメラ)しかない
とてもおすすめのドラレコ付き自動車保険なんですが、2019年6月現在、前方のみのカメラしか対応していません。
最近は前からの衝突だけじゃなく、後ろからの衝突にも備えて、車の後ろ(走行方向でない方)を映してくれるリアカメラをつけてる車も多いですよね。
でも、それがドラレコ付き自動車保険にはないんです。
あった方が安心ですよね?
厳密にいうと、三井住友海上さんのドラレコ付き自動車保険「GK クルマの保険(ドラレコ型)」だと、フロントカメラだけじゃなく、リアカメラもあるんです。
ただ、なぜか、リアカメラだけリースじゃなく、買い切りだそうで…
ドラレコ付き自動車保険にした理由の1番が「メンテナンスが嫌だった」我が家では、それはなんかちょっと…
と思い、今回は東京海上日動さんの自動車保険にしました。
きっと、加入者も増えていけば、どんどん保険内容はよくなっていくはずなので、これからそう時間がかからないうちに、フロントカメラとリアカメラがリースでついたドラレコ付き自動車保険が発売されると思います。
そのときには、きっと我が家はそちらに変更していると思います。
ドラレコ付き自動車保険に加入したのでおすすめしてみる~まとめ~
自分の身は自分で守るために、また、自分が乱暴な運転をしないための抑止力としても、ドラレコをつけることは大変有効だと思います。
それが手軽に手に入ったら、すごくありがたいなと思い、我が家はドラレコ付き自動車保険に加入しました。
さて、そんなドラレコつき自動車保険についてメリットとデメリットをおさらいしていきましょう。
ドラレコ付き自動車保険メリット
- 事故があったとき、自動で保険会社に通知してくれ、担当者と会話ができる
- 危険な運転を感知して、その場で指摘してくれる
- 更新時に安全運転レポートがもらえる
- メンテナンスフリー ←わが家が一番重要視したはこちら
ドラレコ付き自動車保険デメリット
- 自分でドラレコを取り付けなければならない
- フロントカメラしかない
デメリットもありますが、我が家ではドラレコ付き自動車保険に加入してよかったと思っています。
常に、自分の運転を機械が判断してくれているなと思うと、なおのこと気が引き締まりますし、もしもの時に自動的に保険会社に通知してくれるという安心も手に入りますし。
まだドラレコ付き自動車保険に加入したばかりですが、とてもおすすめできます。
また、1年後ぐらいに、実際に1年間使用してきてどのような感想をもったか、継続はどうするのか、東京海上日動のままなのか、別の保険会社に変えたのかなど、記事にしたいと思います。
みなさんも一度、ご家庭の自動車保険は内容がどんなものか、保険証券を見ながら話し合っていてはいかがでしょうか。
そして、まだドラレコをつけてらっしゃらない方は、こんな保険もあるので是非ご検討されてはどうでしょう。
ドラレコをすでに取り付けてらっしゃる方も、ご自分のお車についているドラレコがまだまだ不具合なく録画してくれているか一度確認されるとよいと思います。
以上、「ドラレコ付き自動車保険に加入したのでおすすめしてみる」でした。
他にも自動車保険のこと書いてます。
こちらの記事は、普段、家事のことでお話させていただいていて、ブログの先輩として私の目標でもある、くろさん ( @kulog_ )に添削していただきました。
くろさんはゴルフのブログ「初心者ゴルファーズcafe」を運営されています。
家から自動車で2分のところにゴルフ場がある私。うちっぱなしの受付のバイトの経験しかありませんが、くろさんのブログを読んでいると、一度はコースを回ってみたいなと思います。
くろさん、ありがとうございました。