書店で働いていますが、テレビが大好きなカジテレです。
いよいよ発売になりました。池井戸潤先生原作の「ノーサイドゲーム」。
実業団ラグビーチームのお話です。
2019年と言えば、日本でラグビーワールドカップが開催される年。(9月20日~11月2日)
それにちなんで書かれたんでしょうか。すごいな。
2019年7月期スタートのドラマも魅力いっぱいのラインナップになっていますが、今回はこの「ノーサイド・ゲーム」が原作になっている、TBS系日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」(7月7日から放送、毎週日曜21:00~)についてご紹介したいと思います。
「ノーサイド・ゲーム」あらすじ
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「ノーサイド・ゲーム」のあらすじはこんな感じ。
トキワ自動車の経営戦略室次長の君嶋隼人(大泉洋)は出世頭と目されるエリート社員。家では妻の真希(松たか子)と二人の息子、博人(市川右近)、尚人(盛永晶月)に囲まれ幸せに暮らしていた。
ある日、君嶋は企業買収を推し進めようとする常務の滝川桂一郎(上川隆也)に対し反対意見を述べる。君嶋の意見が通り買収は見送られたが、同時に君嶋は本社から府中工場の総務部長に飛ばされることになった。
異動初日、君嶋は総務部員の佐倉多英(笹本玲奈)からキャプテンの岸和田徹(高橋光臣)をはじめとしたトキワ自動車ラグビーチーム「アストロズ」の選手たちを紹介される。総務部長はアストロズのゼネラルマネージャー(GM)を兼務することになっているという。
社長である島本 博(西郷輝彦)の肝煎りで創設されかつては強豪だったアストロズだが、今は成績が低迷。それどころか14億の巨額赤字を抱え、会社のお荷物と囁かれる始末。
ラグビーについては知識も経験もない君嶋には気が進まないことばかりだった。
しかし後がないのは君嶋も同じ。自らの再起を考えた君嶋は・・・。
要するに、
「優秀な社員だったけど、企業内で対立したことが原因で、左遷された主人公。そこで関わることになった無Kら氏は優秀だったけどいまは低迷しているスポーツチームの責任者も担うことになり、奮闘していく物語」
ってことですよね。
あれ、なんかどっかで聞いたことがあるような…
「ルーズヴェルト・ゲーム」と比べてしまいます
池井戸潤先生原作で〇〇ゲームと聞くと、どうしても思い出すのが2014年に放送された唐沢寿明さん主演の「ルーズヴェルト・ゲーム」。
個人的には、愛知県豊橋市で撮影されることが多く、よく東海地方のローカル番組で野球の試合時の撮影のためにエキストラを募集していたのを思い出します。
精密機械メーカー、青島製作所を舞台に、廃部の危機に追い込まれた野球部が再生していく様が描かれました。
中堅メーカー・青島製作所の野球部はかつては名門と呼ばれたが、ここのところすっかり成績低迷中。会社の経営が傾き、リストラの敢行、監督の交代、廃部の危機・・・。
野球部の存続をめぐって、社長の細川や幹部たちが苦悩するなか、青島製作所の開発力と技術力に目をつけたライバル企業・ミツワ電器が「合併」を提案してくる。
青島製作所は、そして野球部は、この難局をどう乗り切るのか?
負けられない勝負に挑む男たちの感動の物語。
「ノーサイド・ゲーム」の主人公は、左遷されて全く知らないラグビー部のゼネラルマネージャーにさせられ、部の再生を任される役。
「ルーズヴェルト・ゲーム」の主人公は、会社存続のために弱い野球部を廃部にしようと考えるが、徐々に野球部に企業再生の夢を託していく社長。
池井戸潤先生のお話は、「半沢直樹」でも「花咲舞が黙ってない」でも、水戸黄門的というか、なんとなくオチは読めるけど、読んでいて(見ていて)一緒にその結末に向かっていく流れが気持ちの良いお話ばかりなので、設定が似てようがなんだろうが、きっとおもしろいと思います。
「ルーズヴェルト・ゲーム」、ぶっちゃけ最初は見てなかったんですけど、総集編を見てからハマって、そっからのめりこんだので、このドラマも期待大です。
ちなみに「ルーズヴェルト・ゲーム」動画配信サービスのParaviで見ることができます。
「ノーサイド・ゲーム」主演は大泉洋さん
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「ノーサイド・ゲーム」の主演は大泉洋さん。
北海道出身で、今では主演もバリバリこなす超人気俳優さんです。
でも、バラエティ番組に出ると、どの人からもいじられてしまうキャラクターの持ち主。
そしてその返しが絶妙なんですよね。
人気芸人のタカアンドトシさんが、
「北海道に大泉洋っていうバケモノがいたから、しばらく(自分たちは)売れなかった」というくらい、北海道時代からお笑い芸人さんも凌駕する存在でした。
でも、演技をさせたらさせたですごくうまい。
情けないシーンもあるけど、カッコいい。
歌もうまい。
料理もうまい。
実はハイスペックなんですよね。
そのほかの出演者は
大泉洋さん演じる君嶋の相棒となる柴門琢磨役に大谷亮平さん。
君島の妻、真希役に松たか子さん。
君嶋の敵役、トキワ自動車常務、滝川役に上川隆也さん。
ラグビー部「アストロズ」のメンバーにはキャプテン岸和田役が高橋光臣さん。
そのほか、浜畑譲役に広瀬俊朗さん、友部役にブリリアンのコージ。
個人的には、吉本の芸人「リットン調査団」の藤原さんがなぜ出るのかがすごく気になってます。
イケメン枠は眞栄田郷敦
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「ルーズヴェルト・ゲーム」の時は、工藤阿須加くんがイケメンな新人俳優ということで、非常に注目されました。
工藤阿須加くんのお父様は、西武、ダイエー、巨人の投手で、現ソフトバンクホークス監督の工藤公康さん。
工藤阿須加くん自身は、テニス流行っていたけど、野球をやっていなかったのに、いざ撮影でボールを投げさせたら、140キロ超えてしまったなんてニュースで当時話題になりました。
こんかいの「ノーサイド・ゲーム」ではそんなイケメンが出演するのかなとドキドキしていたら、あの千葉真一さんの息子さんで、新田真剣佑さんの弟、眞栄田郷敦くんが出演するとのこと。
眞栄田郷敦で「まえだゴードン」と読みます。
イケメンがいるだけで、ドラマに花が咲きますので、眞栄田郷敦くんにも注目して見てみたいですね。
「ノーサイド・ゲーム」の「ノーサイド」の意味
「ノーサイド・ゲーム」の「ノーサイド」ってどんな意味なんでしょう。
ノーサイドは、ラグビー(特にラグビーユニオン)において、試合終了のことを指す(英語圏でもかつては「No side」が使われていたが、現在では「Full time」が使われている)。戦い終えたら両軍のサイドが無くなって同じ仲間だという精神に由来する。
Wikipedia「ノーサイド」より引用
戦い終えたら両軍のサイドがなくなって同じ仲間
もう、この言葉を見るだけで、結末の感じがわかりそうですが、それがまたいい。
2019年は「ラグビーの年」ですので、このドラマを見て、みんなで盛り上がって、その気持ちのままワールドカップも見たいなと思います。
以上、「ドラマ「ノーサイド・ゲーム」のあらすじと登場人物「ルーズヴェルト・ゲーム」と似ている?」でした。
こちらは、ノーサイド・ゲーム発売に合わせて文庫化した「陸王」