ノーサイド・ゲームの第3話、今回は試合に勝つことと同じくらいに大事な「アストロズのファンを作ること」に重点を当てた回になっていました。
ドラマでも言われていたんですが、日本のラグビーって、海外ではすごく人気があるそうなんです。特に、日本代表チームが活躍した前回のW杯以後は、チケットがすごく売れるんだとか。
でも、日本ではっきり言って、野球やサッカー程の人気はありませんよね。
私もラグビーのことよくわかりません。一応、高校にもラグビー部はあったんですけどね。
試合もお正月くらいしか、地上波のテレビで放送されない印象…。
なぜなのか疑問に感じていましたが、少なからずこの回で言われているようなことがあるんだと思います。
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ノーサイド・ゲーム第3話あらすじ
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ラグビーの話のはずが、土俵の上から始まります。
「相撲の押しの姿勢は、ラグビーのスクラムやモール、タックルの理想形。理にかなった練習法なんですよ。」
アナリストの佐倉はそういって相撲をラグビーの練習に取り入れることはよいと力説するが、なぜか君嶋GMまで回し姿に。
対戦するのは、栃ノ心関。
引くに引けなくなった君嶋は思い切って向かっていく。
真紀のナレーション。
「負ければ終わりのサラリーマン人生。土俵際に追い詰められた夫は、再起を図り、部員たち、そして柴門監督とスクラムを組むことを決めた。そうしてサラリーマンとしての意地と誇りをかけた夫の大勝負がついに幕を開けたのだ。」
柴門の「アストロズ」監督就任についての記者会見。柴門と君嶋ゼネラルマネージャーの2人で会見に臨む。
サイクロンズの津田監督に対するコメントを求められた柴門は、
柴門「私が目指すのは、相手を徹底的に叩き潰す究極の攻撃ラグビーです。大先輩である津田監督に失礼のないよう全力で戦わせていただきます。」
そんな会見の様子をみた津田監督は、「はぐれ物の監督に素人のGMか。なめられたもんだ。」と吐き捨てた。
君嶋GMのファン獲得作戦
君嶋は、野球の大谷投手が行っていたのを見て、アストロズにもラグビーボール教室を企画する。
グランドに子どもたちがあふれかえると思っていた君嶋だったが、集まったのは君嶋の息子博人と、博人をいじめていた少年の2人。
少年はあまりの人数の少なさに「サッカーのほうがよかった。」捨て台詞を吐いて去っていく。
キッズサッカー教室は取りやめになったため、練習に切り替わるアストロズ。
アストロズの練習は、GPSを導入して、選手一人ひとりがどれくらい動いているかがデータで判断できるようになった。
さぼっている人、疲労によって心拍数が上がっている人が数値で分かるようになった。
古い体質の日本蹴球協会
日本蹴球協会の会合にジェネラルマネージャーとして参加した君島だったが、協会の考え方は古いまま。
君島の「日本代表にばかりにお金を使うのではなく、プラチナリーグの観客が増える工夫をしてほしい。」という願いも聞き入れられない。
プラチナリーグ担当専務理事の木戸はラグビーの経験もないのに、意見を言う君嶋を疎ましく思っているようだ。
最後には、「この協会は金儲けのための組織ではない。ラグビーはもっと神聖なものだ。」と木戸に言われる始末。
協会にラグビーファン獲得の対策を断られた君嶋は、FC東京のファンクラブのパンフレットを見て、アストロズのファンクラブを設立することを決める。
リーグ戦開幕まで60日。開幕までに何とかファンを増やしたい君嶋。
パンフレットを参考にしながら、病院への慰問や老人ホームへの慰問など地道な活動を行っていくことを決め、選手にも休日のボランティアをお願いすることになる。
チームのプレー状況は、まだ厳しかった。お互いを信頼して走ったり、パスを出したりできない選手たち。サインなしでお互いの動きや考えをわかるためには、チーム全体が「家族」にならなくてはいけないという柴門。
そのため、合宿の日程を早めることになった。
また、ファンクラブ設立のために、アストロズのホームページを開設したり、学校や病院への慰問のためにサインボールを用意したり、更にラグビー部への追加予算が必要となる。
本社では常務の滝川に予算の追加について、
「赤字を解消するために、更に予算をよこせというのはおかしな話だろ。」と言われるが、
「地域の人たちにアストロズの活動を知ってもらうために必要な活動なんです。」と何とか頼み込む君嶋。
結果、社長のつるの一声で何とか予算増を受け入れられる。
ファン獲得の道は険しい
ファンクラブの最初の登録者数は106人。
想像よりも少ない人数に、ラグビー部内でもボランティアをしてファンを獲得しようと思う選手と、強くなければファンは増えないと考える選手に分かれる。
そんなチーム内の不満の声を代表して、リーダーの岸和田(テツ)は君嶋に尋ねる。
「ボランティア、いつまでやるんですか。」
君嶋がはっきり話さなかったことで、ボランティアをボイコットする選手もたくさん出てきた。
「やりたい奴だけやれよ。」と里村に言われてしまったテツは、リーダーとして、疲れていてもボランティアに精を出していた。
しかし、その疲れからくる気のゆるみから練習中にケガをして入院してしまう。
家では、真紀と子どもたちがFC東京のファンクラブに入ろうとしていた。
サッカーより、会員数が少ないアストロズのファンクラブに入ってくれよという君嶋に妻の真紀は、
「口説くんなら、ちゃんと口説きなさいよ。アストロズの何がいいの?ラグビーの何がおもしろいのよ?ちゃんと言ってくれれば考えるわよ。」
真紀に言われて、何も言えない君嶋。
その話を聞いていた息子の博人が君嶋と真紀に話しかけた。
次の日確認すると、ファンクラブの人数は184人になっていた。
まだまだ少ない人数に佐倉は落ち込むが、君嶋は、
「アストロズの選手と触れ合ったことで、ラグビーやアストロズに興味を持ってくれた人が0から184人になった。まだほかにもいると思うんだけどな。」
と口にする。
いつの間にかチーム側の人間になっていた君嶋のその言葉を聞いて喜ぶ佐倉。
その後、テツの退院のため、病院へ向かう君嶋。
「オレ、今やってることに迷いがあったんですけど、ボランティアって自分のためにやるんですね。」
と言うテツ。
前回の病院への慰問で、心臓病の子がテツから「勇気」と書いたサインボールをもらったことで、「勇気をもらった」と大変な手術を怖がらずに受けることができたらしい。
そのことで、逆にテツが勇気もらったていた。
飲み会を開く君嶋
その夜、選手の慰労のため、飲み会を開く君嶋。
選手たちは練習と仕事、さらにボランティアで疲労も蓄積していたため、不満が噴出する。
「リーグ優勝するために練習をしなきゃいけないんですよ。ボランティアなんかやってる場合じゃないんですよ。」
しかし、そういわれても「練習とともにボランティアも頼む」という君嶋。
「やる意味あるのかって聞いてるんですよ。」という里村。
「昨年、アストロズは低迷した。でも、成績以上に低迷したのは、観客動員数だ。私は君たちに、大勢のファンの前で試合をしてほしい。そのためには、アストロズを応援したいと思ってもらわないと。ただのチケットをもらったって来てもらえないんだよ。トキワスタジアムを満員にしなければいけないんだ。
その理由は、チケット収益を得ること。そして、もう一つは、未来への投資だ。
この国からラグビーのそのものが消えかかろうとしているんじゃないか。才能があっても仕事をするのにためらうものもいる。このままラグビーの人気がなくなっていけば、これから、ラグビーは必ず弱くなる。
ラグビーをやろうとする子どもたちがいなければ、どうやってラグビーを強化するんだ。
今はラグビーを支えようとする仕組みがある。うちの会社だってそうだ。
でも、この先、ラグビーに何の愛情もない経営者ばかりになったら、社会人チームなんてひとたまりもない。
私は自分が手掛ける以上、そんな夢のない未来はお断りだ。
子どもたちにはちゃんと夢を与えてあげたい。1人でもラグビー好きの子を増やすことが大事なんじゃないか。
ラグビーを守るために、ボランティアを頼んでいるんだ。
アストロズが地元のチームになることで、みんながアストロズを応援して、我々の勝利を後押ししてくれる。そして、われわれはその人達のために戦うことがでいる。そういう大きな家族のような関係を作りたいんだ。
今やっていることが将来、何倍も大きなものになった帰ってくる。今やグラウンドだけが、君たちの戦場じゃないんだよ。」
テツも、病院での子どもとのやり取りを話す。
「俺たちがプレゼントしたボールで子どもたちがラグビーをやっていたんだ。小さな体で一生懸命。
それで、俺から勇気をもらったって言ってくれたんだ。
俺は、もっとたくさんの人にラグビーを好きになってもらえるように頑張る。みんなはどうだ。」
そんな、君嶋とキャプテンの言葉に、もうひと踏ん張りしようじゃないかと、団結する選手たち。
そんな選手たちを見た柴門も君嶋に、
「お前は大したGMだな。お前は本気でアストロズをよくしようとしている。
本気っていうのは相手に伝わるもんなんだよ。
ラグビーを知らないお前だからこそできることっていうのは、こういう言うことかもしれないな。」
と伝える。
リーグ戦開幕まで残り3週間。
地元密着と試合に勝つこと。この2つの課題をどうクリアするか。
みんなで一丸となって、練習とボランティアに励むアストロズ。
プラチナリーグ第一節 アストロズの試合
いよいよプラチナリーグが開幕した。第1戦はホームグラウンドでの試合。
試合前練習の時、観客席をみると、前年度と同じくらいしかお客さんが入っていなかった。試合前から落ち込む選手たち。
あわせて、開幕戦ということで、緊張して動きが硬くなっている。
不安な君嶋と柴門。
しかし、試合が始まろうとしたとき、観客席には多くのお客さんで埋まっていた。
学校や保育園の子どもたち、老人ホームのお年寄り、商店街の皆さん。みんながそれぞれ選手の名前を呼び、歓声を上げている。
病院の子どもたちも。テツにボールをもらったあの子も。
感動する選手たち。
「負けられへんな。」
実は、地道なボランティアのおかげで、ファンクラブの人数は5424名、開幕戦のチケットも12000枚売れていた。
そのほとんどがアストロズのファンだった。
前売り券の売り上げ枚数はわかっていたが、それを選手に伝えなかったのは、君嶋の選手へのサプライズだった。
君嶋の息子も来ていた。あの時、自宅で君嶋と真紀に向かって、「ラグビーの試合を見たい、アストロズのファンクラブへ入りたい。」と言っていたのだった。
柴門「よくやったな君嶋。」
君嶋「頑張ったのは選手たちだ。12000人だぞ。信じられるか。ちゃんと確認したいのに数えきれないよ。」
試合が始まる。
ノーサイドゲーム第3話感想
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冒頭、君嶋が栃ノ心と対戦する理由は完全にファンサービスですよね。「水曜どうでしょう」が好きな人にとっては大泉洋さんのまわし姿は既視感があるはず(笑)
今回は、テツこと岸和田選手(高橋光臣)さん回でしたね。
キャプテンを言うこともあり、選手たちの「強くなりたい」という思いと、君嶋の「ファンを獲得してチームの地位向上をはかりたい」という両方の気持ちがわかる立場なので、最初は君嶋のいうことを聞く形で、無理をしてボランティアに励んでましたね。
ラグビー教室で会った少年に言われた言葉で、気持ちが変わり、他の選手たちにも感動したことを伝えることで、チームメイトそれぞれが同じ方向を向くようになりました。
さすが、キャプテンですね。
ボランティアって「やらされる」と思ったら、それはもうボランティアではないですもんね。
観客はたくさん来てくれるんだろうなってはっきりいって予想できましたけど、でも本当にたくさんの観客でうめつくされたスタンドを見たら、感動してしまいました。
だいぶ、ストーリーに入り込んでいるようです。
ホラン千秋さんがゲスト出演
病院でテツに勇気をもらったといった少年(高木波瑠)の母親役でホラン千秋さんがゲスト出演されていました。
心臓病をわずらっているという少年。めちゃめちゃかわいかった。
ホラン千秋さんはドラマ「砂の塔」以来のドラマ出演になったそうです。
ノーサイド・ゲームと同じTBS系の「Nスタ」でキャスターを務められているのでその関係での出演のようですね。
「ノーサイド・ゲーム第3話あらすじとネタバレ~ファン獲得のための君嶋の作戦とは」まとめ
次回は、滝川の買収が成立しそうですし、アストロズがリストラの危機にあうらしい…
まだまだ前途多難ですね。
また、選手層が薄いアストロズに、七尾が加入してくれるのか。予告でははっきり断られてましたが…
でも、毎週、君嶋たちの頑張りで、少しずつ何かしらの問題が解決されていくので、自分自身も、「月曜からも頑張ろう」って思わせてくれるんですよね。
来週も楽しみです。
以上、「ノーサイド・ゲーム第3話あらすじとネタバレ~ファン獲得のために君嶋の作戦とは~」でした。