すごすぎブロガーで、前に「俺の平成テレビドラマベスト3」の企画もされた、「ゆるミニマリストのライフスタイル雑記ブログていない」のていない(@tei_nai) さん。
私も参加して、平成ドラマを振り返らせていただきました。
その時の私の記事はこちら。
そんなていないさん、DA PUMP、特にISSAがお好きだそうで。
ブログの中には、DA PUMP関連の記事もたくさん。
その中でも、2019年春リリースの新曲「桜」ついての記事が、私にとってはすごく目から鱗の考え方だったんです。
まず、「桜」ってこんな曲です。
初めてのCG作品。かめはめ波みたいなフリがツボです。
今回はそれについて書かせてもらいます。
ていないさんの記事はこちら。
私はDA PUMPの「桜」はあえてウレセンを外して売れない曲をリリースしたと考えました。
「DA PUMPの新曲桜は売れない?和風楽曲がISSAを一発屋からアーティストへ導く」
ていないブログ より引用
実は私、桜のリリース時にこんなツイートをしてました。
https://twitter.com/systemkaz/status/1087231284416376833?s=21(趣味のことや好きなことをツイートするときは、@systemkaz のアカウントでツイートしてます。)
ツイートの中のDPCとはDA PUMPのファンを指します。(DA PUMP CREWの略です。)
私のTwitter、フォロワー増やそうとも思って何かしてるわけでもないし、DA PUMPだけじゃなく雑多なこと呟いてうるさいんで、フォロワー数少ないんですけど、このツイートは500人以上もいいねされてビビりました。
このツイートは、DA PUMPがMステで「桜」を初披露した後、感情に任せてツイートしたものです。
その気持ちを超冷静に、さらに事務所とレコード会社の戦略を絡めて書いてくださっているのが、ていないさんのブログだと思いました。
DA PUMPの所属事務所に対するファンの声
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みんな仲がいいライジングプロダクションの面々。男性アーティストだけのライブもあります。今年はなかった…
まず、DA PUMPが所属するライジングプロダクション(以下、ライジング)について。
過去には安室奈美恵ちゃんも在籍してました。
他にも、アーティストでは荻野目洋子さん、MAX、三浦大知くん、w-inds.、Lead、フェアリーズ、ふわふわ、Buzzと歌って踊れる人たちが所属してます。
ツイッターで仲良くさせてもらってるDPC(DA PUMPファン)やだいちゃー(三浦大知ファン)の人たちの間では、
「ライジングって人を育てるのはうまいけど、番組にバンバン出れるように売り込むとか、ランキング1位になるためのいろんなプロモーションとか、そういうのはヘタ。」
というイメージがありました。
私も同じ気持ちでつぶやくこともあったんですが、同時にすごく違和感があったんです。
歌って踊れるアーティストに育てる土壌がしっかりしている
口パクじゃなく、みんな歌って踊れる。
その歌とダンスのクオリティも高い。
コツコツと努力をさせて、そんな実力者に育て上げるプログラムがしっかりしている。
アーティストの頑張りをスタッフがちゃんと支えてくれるんだと思います。
ISSAは何かにつけて、「うちのボス(社長のこと)が」「うちのボスが」って言っているので、信頼関係は強そう。
社長がISSAの歌声の状態を見ながら、ずっとシングル発売に待ったをかけていたそうです。
普通なら、一世を風靡したDA PUMPのISSAが「早くシングル出してくれよ。」って言ってもおかしくない。
新メンバーも加入して10年間で出したシングル3枚なんて、信頼関係にひびが入りそうな気もするのに。
実際に、社長さんがユーロビートだったU.S.A.の原曲をもってきて、「この曲で歌っているISSAが見たい」とおっしゃったから、3年半ぶりのシングル発売が決定し、U.S.A.の国民的ヒットは始まりました。
三浦大知(以下、大知くん)も「社長が、「声変わりの時期に無理して歌うと将来的に声が出なくなったりするから、しばらく休んだら」と言ってくれた。」とことあるごとに発言しています。
こんなところを見るだけでも、ライジングプロダクションのスタッフと所属しているアーティストとの信頼関係はすごくしっかりしていると思うんです。
ライジングプロダクションは売る気がない?
そんな素晴らしい土壌がある反面、「実力があれば勝手に売れる」と思っているのかなと邪推してしまうくらい、プロモーションにめちゃめちゃ力入れている感がない。
例えば、ファンクラブ対応スタッフの数がとても少ないように感じられます。
だいちゃーから、「大知の公式ツイッターを担当しているのは、PC作業がおぼつかないようなおじいちゃんなのでは?」と冗談を言われるほど対応が後手に回ることも多い。
だから、ほかのアーティストがリリース時にめちゃめちゃテレビ出るのとか、普段バラエティに出ない俳優さんが映画公開前に芸人さんよりもバラエティ番組に出てるあの感じが全然ない。
カウントダウンTVとか、Mステにちょっと出るくらい。
Mステも全然出られない時代がありましたしね。
歌番組だけじゃなく、テレビ全般にアーティストを出したりして、CDの売り上げをめちゃくちゃ伸ばしてやるみたいにはあんまり考えてないように見える。
ファンからしたら、「私の好きな人(たち)はすごいんだから、もっと人気が出るべきだし、国民的、いや世界レベルで活躍できるはず。」と思ってるので、この状況にすごくやきもきしてしまうんです。
ISSAのハードスケジュールは別物だと思う
ただ、ISSAだけはめちゃくちゃ出てますよね。
そこを矛盾に感じられる方もいるかもしれません。
去年の夏なんて、ミュージカル「ピーターパン」でフック船長をやりながら、テレビに出まくってました。
一番のピークは、ピーターパンの名古屋公演やって、東京で深夜の24時間テレビに出て、また次の日フック船長を名古屋でやるみたいな。
今も、DVDが出るし、武道館と大阪城ホールでのライブがあるので、その告知も兼ねて結構バラエティに出ています。
ただ、これは、プロダクションがとってきているというより、ISSAの人脈の広さのと深さの賜物。
ISSAが今、司会をはってるような人たちに昔からかわいがられていたからこその番組出演な気がする。
ただ、ほかのメンバーはdTVチャンネルで冠番組はありますが、地上波ではまだそこまで出ていません。
ライジングプロダクションの戦略
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三浦大知の場合
ファンとしては、実力があるからこそ、たくさん番組に出てほしいし、もっとファンが増えてほしいし、大きな舞台で輝いてほしいと思うんです。
だから、その売り方にじれったさを感じることも。
でも、先ほども言ったように、個々のアーティストに実力が備えられるようにバックアップをしっかりする事務所が売り込まないなんてことあるのかなと思うんです。
普通なら、自社のアーティストに自信があるからこそ売り込むはず。
だから、売り込んでないという意見にすごく違和感があるんですよね。
もちろん、ファンクラブが機能してるか微妙とか、知らせてほしいイベントのメールが来なくてやきもきはするんですよ。
やきもきしながらも、ファン同士が和気あいあいとツイート大喜利しあうんですけどね。
でも、それもていないさんが答えてくれた気がするんです。
それが書かれていたのはこちらの記事。
こちらの記事の中で、
変声期後、17歳でソロデビューした三浦大知。
深夜番組等を中心に露出し、メディアへの出演をかなり控えていた印象があります。
(中略)
ヒットを意識した歌謡曲、J-POPではなく、一貫してR&Bを歌い続ける姿勢なども含め、三浦大知の稀有な才能をつぶされないために、最新の注意を払ってんなあと。
「安室奈美恵にDA PUMPに三浦大知!沖縄アクターズスクール出身アーティスト一覧」
ていないブログ より
大知くんが20代の、私からしたら「一番いい時期」に思える時期に、地道に活動していたのは、作戦だったってことですよね。
Mステに初登場したのは、2016年。
大知くんが29歳の時。すでに結婚もしていて、「アイドル」なんて絶対言われない状態です。
目立たなかったかもしれないけど、ライブ数をこなし、大きな舞台で世界レベルのダンサーと一緒にライブをする中で、着実にスキルを更新し続けてきたからこその大バズりでした。
Mステ初登場の時は、ファンではなかったんですが、度肝を抜かれました。
その後の、実力をつけまくってゴールデンタイムに出演しだしてからの快進撃はすごいです。
昨年はどれだけコラボするのっていうくらい、いろんなアーティストとコラボしていました。
最終的には、天皇皇后両陛下の前でも歌を披露しましたし。
売れ過ぎなかったからこそ、スキルアップを妨害されなかったというていないさんの考え方は目から鱗でした。
DA PUMPもU.S.A.の一発屋になんてさせない
DA PUMPの2019年第一弾のシングルは、売れなくて良いんです。
(中略)
全ての歌番組に出て、「桜」を披露して
「DA PUMPってこんな路線の曲も歌えるのね〜」
って観てる人にISSAの歌唱力の幅を見せるだけでいい。
(中略)
新曲をリリースするたびにゴールデンタイムの音楽番組に出られる程度の人気と知名度を維持できるような状態にさえできたら、DA PUMPはずっと日本の音楽シーンの重鎮のダンスボーカルグループとして最前線に残れると思います。
「DA PUMPの新曲桜は売れない?和風楽曲がISSAを一発屋からアーティストへ導く」
ていないブログ より引用
桜はU.S.A.と同じようなノリの良い曲ではなく、ミディアムナンバー。
そして、歌詞には今までの苦労とこれからのDA PUMP(特にISSA)の決意を表し、抜群の歌唱力で歌い上げることで、テーマは必然として重くなり、どんどんU.S.A.とは離れていきます。
そのことで、目まぐるしくヒット曲が変わるこの時代に、DA PUMPを「U.S.A.」だけの一発屋にさせないために出したシングルが真逆の「桜」。
それが「桜」戦略。
めちゃめちゃ腑に落ちました。
売る気がないんじゃない。タイミングを見計らっているんだ。
ていないさんの考え方だと、ライジングとレコード会社はすごく丁寧にアーティストを育て、タイミングを見計らって売り出していると言えます。
そのやり方は、時間はかかるかもしれない。
でも、実際に2017年の
「三浦大知、無音シンクロダンスで知名度、人気度ともにアップし、紅白初出場」
そして、2018年の、
「ほぼ10年、下積みを続けてきた新生DA PUMP、U.S.A.で2018年最高のヒット、紅白にも返り咲き」
この2つはまぎれもなく、本人たちの努力と事務所のバックアップのなせる技と言えます。
そして、ファンの支え。
大知くんのMステ初出演は、ファンの方々の地道な番組メールフォームでのお願いが実を結んだと聞きます。
私も、DA PUMPがMステやそのほかの音楽番組に出られるよう、メールしました。
本人の頑張りと、事務所のバックアップ、そして、ファンの支えが実を結んだこの状況。
なので、今後、w-inds.やLeadなど、まだまだいるライジングのアーティストがトップシーンに出てくる可能性もまだまだあるということ。
本当にすごいんですよ、この事務所の人たち。
だから、ファンは腐らず、事務所に文句を言わず、とにかく応援し続けるしかないですね。
ていないさんが書かれていたRADIO FISHのこと
ていないさんのブログでは、RADIO FISHのことも書かれていました。
PERFECT HUMANのあとに、同じような系統のシングルを出したことで、飽きられた感があると。
でも、もし次に出した曲が、w-inds.との合作のこの曲だったら、飽きられなかったろうなと個人的に思いました。
あっちゃんはあっちゃんのままですけど、毛色が違いますよね。すごくカッコいい。
まあ、RADIO FISHは、どんどん別の場所で独自路線を開拓していっているから心配してないけど。
今後もDA PUMPから目が離せません
6月5日には、DA PUMPの昨年の東京フォーラムでのライブを収録したDVD、Blu-ray「 LIVE DA PUMP 2018 THANX!!!!!!! at 東京国際フォラムホールA」が発売されます。
7月には日本武道館、大阪城ホールとメンバー悲願の大きな会場でライブがあります。
ISSAが昔立っていた大きなステージにまた連れていきたいと思っていたんです。
ISSAも、メンバーを過去に自分が立った大きなステージに連れて行ってやりたいと思っていました。
桜にもそんな歌詞があります。
最終日の大阪城ホールの模様はWOWOWで生中継!!
そして、ISSAが大好きな仮面ライダーにもDA PUMPが。
7月26日公開「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」にDA PUMP全員が出演するそう。
ダンス&ボーカルグループなので、演技力には若干の不安がありますが、全員がスクリーンで見られるなんてすごくうれしい。
映画の中で「仮面ライダーバールクス」に変身するISSAが楽しみです。
そして、その主題歌もDA PUMPが担当!!
前作からU.S.A.リリースまで3年半かかったグループがですよ、1年に2枚シングル発売決定なんて、すごいことなんですよ。
めちゃめちゃうれしい。
大知くんの「仮面ライダーエグゼイド」の劇場版主題歌、「Life is Beautiful」もすごくいい曲だったから、DA PUMPもめちゃめちゃ期待します。
桜のカップリングはノリノリなナンバー
桜がミディアムナンバーだったのに対し、カップリングの「Do it!宙にジャンプ」はノリノリです。
ていないさんの説だと、こっちだったらやばかったのかな?
でも、ノリノリで楽しいので最後に置いておきます。
ノリノリがすぎる!!
今後、どんな戦略でライジングプロダクションの旋風が吹き荒れるか楽しみにして、応援し続けます。
以上、「一発屋になんてさせない!!DA PUMP「桜」戦略についての考え方が目から鱗だった」でした。