好きなアーティストは三浦大知、DA PUMP、Leadと歌って踊れる人が大好きなカジテレママです。
9月18日放送の日本テレビ系「噂のアノ人に会ってみた!」で、
フィギュアスケーターの高橋大輔さんの密着取材が放送されました。
その前にラグビーの話題もやっていたので、なんとなく見ていた番組だったのですが、大輔さんの密着はさらに引き込まれて私も夫も食い入るように見てしまいました。
今季のショートプログラムの振付はアメリカの有名振付師シェリル・ムラカミによるもの
高橋大輔さんは2010年バンクーバーオリンピックで日本男子フュギュアスケート初の銅メダルを獲得。
2014年に一度現役を引退するものの、昨年現役に復帰。
すると、日本選手権でいきなり2位。
今期も日本選手権で表彰台に立つことを目標とされているそう。
現役の選手としては日本で最年長なんですね。
今回の密着は、今季の高橋大輔さんのショートプログラムの振付をアメリカを代表する振付師、シェリル・ムラカミさんに依頼するというもの。
振付を教えてもらえるのはわずか4日間。
シェリル・ムラカミさんはこれまで「今までになかった振付」をおこなって振付師としての地位を築いてきた、ビヨンセやレディーガガの振付もされているアメリカの有名な振付師の方。
シェリルさんと高橋大輔さんは12年前にアメリカで会ったことがあるのだそう。
その時の印象が強烈に残っていた高橋さんがテレビでそのことを話し、さらに今回の振りをつけることにつながっていったということなので、まさに「今までにないことをしていた」からこそ、大輔さんは強く印象に残っていたんですよね。
シェリルさんは「挑戦することで作品を生んだ。私にしかできないことをやる」とおっしゃっていましたが、今回の高橋大輔さんそのものの言葉だなと思いました。
フィギュアスケーターではないシェリル・ムラカミさんは、これまでのフィギュアスケートの振付にないものにしたいとやる気満々。
ショートプログラムの演目では前代未聞のテンポの速いハードロックな曲に決定
曲もフィギュアスケートの優雅なイメージとは真逆のFall out boyの「 The Phoenix 」
ちょっと、MVが過激なので、ここには載せずにおきますが、めちゃめちゃハードですよね。こんな曲でショートプログラム踊る人見たことないです。
→→→ YouTube Fall out boyの「 The Phoenix 」はこちら
イントロのところからかっこよくて、何かを始めようとテンションを上げるときに聴きたい感じ。
エキシビジョンで激しい曲を選ばれるスケーターの方はいらっしゃいますが、ショートプログラムという競技でここまで激しい曲をやられる選手はいないんじゃないでしょうか。
この曲に合わせて、シェリル・ムラカミさんがどんどん激しい振付をつけていきます。
高橋さんもわざわざシェリルさんに依頼しているぐらいなので、新しく挑戦する気持ちで依頼されたんですが、まさかここまで激しいものになるとは思ってらっしゃらなかったようで、
「(曲調は)アップテンポとは言ったけど、ここまで早いとは…(苦笑)」と驚いてらっしゃいました。
でも、愚痴ひとつ言わずに、黙々と振りを覚えていきます。
開始30分で冒頭の振付は覚えてしまった大輔さん。
身のこなしがキレイ。
普通にプロダンサーのように美しかった。
不安定な氷の上であんな美しいのだから、そりゃ足がしっかり地面についてたらもっと美しくできるってことなんでしょうか…。
ステージでのダンスと氷の上でのダンスのすり合わせに難航
その後、スケートリンクに向かって振りをやってみるんですが、やはりステージと氷の上では勝手が違うらしく、なかなかうまくいかない。
フュギュアスケートの経験ないシェリル・ムラカミさんの振付を実際の氷の上での演技に仕上げていくのは、フュギュアスケートの有名振付師、ミーシャ・ジーでした。
右から、シェリル・ムラカミ、ミーシャ・ジー、シェリルと一緒に大輔さんの振付に参加した甲斐悠子さん
氷の上では、一度振り返った後、逆方向に振り向きなおすこととかはやはり難しいらしく、最初にシェリルがつけた振付に対して、ミーシャ・ジーがフィギュアスケートの振付師ならではの観点で意見をしていきます。
シェリルも自分が思い描いていたものがあるので、お互いに意見を出し合い、一歩も無ずらない展開に。冒頭武運の振付なのに、すごく時間が経ってしまいました。
そんな2人を見て、「今日ははかどらない」と心情をぽろっと吐き出してた大輔さん。
素の高橋大輔さんに好感しか持てない
密着中にいろんな顔を見せてくれた高橋大輔さん。
もともと性格がよさそうとは思っていましたが、本当にいい人でかわいいんですね。
まず、スケート靴に履き替えるときに靴下が両方穴が開いてた高橋大輔さん。
「すぐ破けちゃうんで、そのままにしてあります。」って、かわいすぎかよ。
テレビだからってカッコつけないでそのままなんですね。
ワイプの大輔さんは、自分にツッコミしまくって大笑いしてるし…
番組中、「大輔さんが外国に行くときに必ず持っていくのは?」というクイズにもなっていたのは、「本を持っていくこと」でした。
湊かなえさんのお話がお好きなんだそう。
映画が見たかったとおっしゃっていたのがこちら。
本を読んでいると(そのままの流れで)眠れるからとおっしゃっていましたね。
テレビもタイマーをかけてつけたまま寝ないと眠れないとも。
また、次の日には、スケートのコースをどう回るかという図を手書きして、シェリルが振付しやすいように渡していましたね。
あの直筆の図の公開もレアなんじゃないでしょうか。
シェリルも、ちょっと険悪になりそうだったミーシャ・ジーにフュギュアのことを聞きに行って、ちゃんと理解しようとしていましたし、ミーシャ・ジーもシェリルがリンクの外で振付をしているとき、すぐにその振りが氷の上で踊りやすいようにと、リンクで動きを確認されていました。
シェリルが振付がしやすいように、高橋大輔さんのSPがいい作品になるように、お互いを自然にリスペクトしてサポートしている姿が印象的でした。
そして、フィギュアスケートの世界に一石を投じるようなすごい演目「 The Phoenix 」が完成したんですけど、スタジオで高橋大輔さんは
「今でも(あんな速い曲がショートプログラムなのを)後悔してる」とか、
「シェリルはすごくやる気にさせてくれるから、アメリカにいるときはできるような気がしてるんだけど、日本に帰ったら「やっぱ無理だ」って思ってしまう」
っておっしゃってました。
もともと、高橋大輔さんは「男子フィギュアスケートをメジャーにした人」というイメージで、演技が滑らかでとても美しいので好きだったんですけど、この番組を見たことで、人間性も含め、ますます好きになりました。
あと、「シェリルに髪は切らないでって言われた」っておっしゃってましたね。
確かに、首をよく回したり振ったりするので、長めの髪の方があの曲は映えそう。色気がすごすぎて、失神するファンが続出しそうですが…。
さらに、競技中、調子がいいときほどお客さんと目が合うって言ってました。
これから見に行かれる方、ガン見して是非、高橋大輔さんと目を合わせてきてくださいね。
高橋大輔さん実際のアイスショーで「 The Phoenix 」演技披露
荒川静香さんがプロデュースする「フレンズオンアイス」で「 The Phoenix 」が初披露となった高橋大輔さん。
衣装はシェリルが言っていたように黒。ノースリーブなのが本当よく似合う。
最初の表情から引き込まれるし、不死鳥のポーズからのターンがすっごくカッコいい。
こぶしを振り上げて進んでからの、上体をダウンさせるところもステキ。
なんていうか、力強くて緩急があるんですよね。
ガシッと止まるのかっこよすぎだよ。腕の血管がよすぎだよ。
左右の腕を振りおろして、首を回すと、観客のみなさんから悲鳴が…
その後、ジャンプも決めて、ターンも決めて、
サビはギターを鳴らす豪快な動きの後、高橋さんの持ち味のステップが続きます。
その後、リンクの端で、思いきり足をけり上げてフィニッシュへ。
これがめちゃめちゃカッコいい。これって、競技的には技の名前とかなさそうだけど、あえてやるんですよね?あるのかな?
最後は氷に手をついてのポーズ。
演技の後は記者の質問に、「まとまったなんとか。死ぬかと思った。」と答えています。
ご本人は死にそうとおっしゃってましたけど、見てる側としてはセクシーすぎて違う意味で召されそうでしたよ。
33歳の挑戦、まさにphoenix(不死鳥)のように舞う高橋大輔さんにこれからも注目です
「ステップは激しく上体をもっと使えるようにならないと。」
「もっと練習が必要ですね。とりあえずやるしかないって感じですね。」とおっしゃる高橋大輔さん。
密着中も「シェリルの求めているものに、自分ができていないから」とどこまでも謙虚でした。
これから、氷の上で、この作品をどんどん完成した作品に作り上げていくんですね。
私の場合はテレビですけど、高橋大輔さんのその過程を今シーズンずっと見ていけるのは幸せだなと思いました。
一番早く見られるのは、10月5日に放送されるテレビ東京「カーニバル・オン・アイス」のようです。
髙橋大輔選手が2年ぶりの「カーニバル・オン・アイス」で今シーズンのショートプログラム「The Phoenix」を披露!
ぜひ会場で生の演技をお楽しみください⛸✨https://t.co/uOoc3qpfhR pic.twitter.com/y26Jcf7eoi
— テレビ東京 フィギュアスケート (@tvtokyo_figure) September 18, 2019
めちゃくちゃ楽しみにしています。
実際、日本選手権のような競技大会になったら、この曲だけじゃなく、フリープログラムもありますよね。ってことは、フリーも上位入賞のとき用のエキシビジョンも練習しなきゃいけないんですよね?
改めて、すごすぎる。
ご本人はとても大変だとは思いますが、こちらは高橋大輔さんの演技から力を頂こうと思います。
以上、「高橋大輔さんのショートプログラム「 The Phoenix 」振付密着番組で感動~噂のアノ人に会ってみた~」でした。
高橋さんいろいろなことに挑戦されているんですよね。
宮本亞門さん(改名されました)演出の「氷艶」では、歌も披露してる大輔さん。映像を見ましたが、めっちゃうまくてびっくり。
宮本亞門さんは今年、「イノサン」という舞台も演出されて、それには私の大好きなLeadの古屋敬多くんと鍵本輝くんが出演するんですよ。
高橋大輔さんファンの方と情報を共有させてもらいたくて、LINEオープンチャットに「フィギュア高橋大輔ファンの会」を作りました。
よかったらみなさん参加してみてくださーい。