今年の1月から放送されており、もうみなさん何度も見たであろう、アクサダイレクトの自動車保険のCM。
なんかムズムズするというか、みなさんなにかしら感想を持つCMですよね。一度見ると忘れられないので、CM的には大成功なはず。
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岡田将生さんのアクサダイレクトの自動車保険のCMをおさらい
岡田将生さんが「まさ兄」の役で出てらっしゃいます。
内容はこんな感じ。
天体望遠鏡を買ってもらった少年。
イケメンなまさ兄(YouTubeの解説によると叔父さんと甥っ子の設定)が天体観測に連れて行ってくれることに。
岡田少年、カレンダーにしるしをし、何日も前から楽しみにしていた。
天体観測当日、まさ兄に車でぺルセウス流星群が見えるところまで連れて行ってもらう。
一面の星空に感動する2人。
そんなとき、夜空を見ていたまさ兄が、「あっ流れ星!」っと声をあげる。
天体望遠鏡を持っていた岡田少年は、その声に驚き、天体望遠鏡を誤って車にぶつけてしまう。
傷ついた車。
「ごめんなさい。」と少年は謝る。
すると、まさ兄は「大丈夫。気にすんな。」と笑顔。
その後2人は天体観測を楽しみ、家に向買うため車に乗り込むと早速寝てしまう少年。
ここで、まさ兄、アクサダイレクトに電話する。
ナレーション「守られている。だから前を向ける。」
テロップ「24時間365日事故受付」
アクサダイレクトと電話がつながり、ホッとして帰路につくまさ兄。
本題に入る前に:車に天体望遠鏡をぶつけてしまう少年は
この天体望遠鏡をぶつけてしまう子役の少年は「谷垣有唯(たにがきゆうた)くんと言います。
岡田将生さんと同じ、スターダストプロモーション所属。
これまでに「下町ロケット」の阿部寛さんの子ども時代や、「コンフィデンスマンJP」の東出昌大さんの子ども時代などを演じています。
目が大きくてイケメンな有唯くん。
タレントの岡田結実さんに似てると思うのですが、私だけでしょうか?
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お父さんより、お父さんのギャグがうまい。
すごく似てますよね?
ということで、仮に谷垣くんが演じた少年を岡田少年とします。
岡田少年が傷つけた車、保険を使うか?使わないか?
岡田将生くん、CMでは「大丈夫」と言って
岡田少年が傷つけてしまった車。
直すためにはお金がかかります。
あのCMではあっさり自動車保険を使う感じになっていますが、実際は保険を使う前に考える
車と望遠鏡ではなく、公共のものや他人の物にぶつけたのなら、まず、警察へ届ける
自分の車だけでなく、ガードレールなど公共のものや、他人の所有物に対して賠償しなければなりませんので、警察に届けて事故受付します。
CMのケースの場合は、警察への届け出は必要ありませんが。
自分の入っている任意保険の中で、さらに車両保険に入っているか確認する
自動車保険は、登録時と車検時に入る自賠責保険と、各損害保険会社と契約する任意保険の2つに分けられます。
今回、まさ兄が使おうとしているのは、任意保険です。
任意保険に加入していても、ご自身単独の車の事故、つまり自損事故でも適用される保険に加入してるかを確かめてください。
自損事故での車の修理代を補償してくれるのは車両保険のみです。
もう何年も同じ車に乗っていて、車両価格(時価)も下がっただろうからと、車両保険に入っていたけど更新時に外す方も結構いらっしゃいます。
入らなければその分、支払う保険料は安くなりますからね。
でもそういう方は今回の事故では保険金はもらえません。
まさ兄の車は新しそうなので、きっと車両保険に入っているでしょう。
修理代はどれくらいかかるか見積りを取る
ディーラーさんや修理工場に行き、できてしまった傷の修理代がどれくらいかかるか見積書を作ってもらう必要があります。
修理工場は保険会社が手配してくれる場合もあります。
車両保険に入っていても、全額支払えるとは限らない
車両保険に入っていて、見積書も作ってもらったけれど、その修理代が全額出るとは限りません。
車両保険は、契約の際のその車の時価で保険金額が設定されます。
そもそも古い車だと時価が低いので、保険金額も低い。
だから、修理代が保険金額を超えてしまうこともあります。
その場合は、保険金額を超えた修理代は自腹で支払うことに。
さらに、車両保険に免責金額が設定してあった場合も考えなくてはなりません。
例えば、免責金額100,
つまり、
修理代が50,000円 →保険金は支払われません。
修理代が200,000円 →修理代200,000円−免責金額100,000円=100,000円が保険金として支払われます
1度目の事故では全額支払われても、2度目の事故からは免責金額が設定されてる場合もあります。
まさ兄の車は、
- 車両保険の保険金額も100万円以上ついていそう
- 天体望遠鏡の傷はドア1枚だけだから、修理代が何百万とかにはならなそう
うことで、車両保険でちゃんとまかなえそうですね。
でも、まだまだ終わりじゃないんです。
自動車保険を使うと来年の保険料が上がってしまう
自動車保険には1~20までの等級があり、事故なしの場合、来年度は1等級あがります。
事故をしていても、自動車保険を使っていなかったら、事故無しとみなされて1等級あがります。
ちなみに一番最初は6等級からスタート。
契約内容が前年と同じなら、1等級あがるとその分、保険料は前年より安くなります。
反対に、事故をして自動車保険を使った場合、等級は下がります。
等級が下がるということは保険料は上がるということ。
対人対物事故の場合は、3等級下がりますが、飛び石などでフロントガラスが割れた場合などは1等級下がります。
このCMのような車両事故の場合は3等級下がると思いますか。1等級だと思いますか。
「別に損害を被った相手がいるわけじゃないし1等級かな」
と思われるかもしれませんが、望遠鏡をぶつけた事故も3等級下がります。
仮に、まさ兄が現在10等級なら、来年は11等級になっていたはずなのに、7等級になってしまうんです。
事故有等級と事故無等級
さらに、とても分かりにくいのですが、その等級も「事故有等級」と「事故無等級」に分けられるんです。
同じ等級でも事故有等級と事故無等級では保険料の割引の度合いが違うので、保険料も違います。
事故により保険を使った人と、使ってない人の保険料が等級が同じだけで一緒というのは不公平だという考えから分けられるようになったんですが、非常にわかりにくいんですよね、これ。
自動車保険を使ってしまうと事故有等級で計算されるので保険料が高くなります。
この事故有等級、1~6等級までは事故有、事故無ともに保険料は変わりませんが、7等級~20等級では大きな差が。
その割引率の表がこちら↓
等級 | 事故有等級(%) | 事故無等級(%) | 等級 | 事故無等級(%) | 事故等級(%) |
7等級 | 20 | 30 | 14等級 | 31 | 50 |
8等級 | 21 | 40 | 15等級 | 33 | 51 |
9等級 | 22 | 43 | 16等級 | 36 | 52 |
10等級 | 23 | 45 | 17等級 | 38 | 53 |
11等級 | 25 | 47 | 18等級 | 40 | 54 |
12等級 | 27 | 48 | 19等級 | 42 | 55 |
13等級 | 29 | 49 | 20等級 | 44 | 63 |
つまり、等級が下がって保険料が上がるのに、等級も事故有等級で計算されるため、さらに保険料が上がるってことなんです。
そして、3等級下がった方は3年後までずっと事故有等級の割引率で保険料が計算されます。
今年 | 次年度 | 2年後 | 3年後 | 4年後 | |
保険を使わなかった場合 | 10等級 | 11等級 | 12等級 | 13等級 | 14等級 |
保険を使った場合 | 10等級 | 7等級 | 8等級 | 9等級 | 10等級 |
事故有等級と事故無等級、これだけ違うので、比較的額の小さな修理であれば、保険を使わない方がトータルではお得だったということも十分考えられます。
もちろん、今全然お金がなくて自腹で払えないのであれば、保険は使うべきですけどね。
まさ兄の車はドア1枚分の傷なので、今後の保険料を考えると自動車保険は使わなくてもいいんじゃないでしょうか。
自分を守るために自動車保険の内容を考えよう
そんなにたくさん考えることなんて面倒だから、保険なんてかけなくても
任意保険なんで、はなから車両保険をかけなければいいんです、そういう方は。
その代わり、自損事故したら、全額自腹ですが。
まさ兄の事故ぐらいなら、その考えで済みますが、もっと大きな事故にあった場合、車の損害額や相手への賠償額はとんでもない金額になりますので、任意と言えども、「必ず」任意保険には入っておくべきです。
お互いに過失があれば、過失割合に応じて保険金が支払われるので、自分の過失が多ければ、保険金がでても、それだけでは車の修理代にならない場合も。
そんなとき、車両保険に入っていれば、その自腹分の修理代を賄ってくれます。
安心を取るなら、車両保険の加入をおススメしますし、車が古いなど、壊れても仕方ないと思われてるなら、車両保険は必要ないかもしれません。
ご自分に合った内容の自動車保険を選んでくださいね。
大きな事故に備えて、自賠責保険だけでなく、任意の自動車保険も必ず加入・継続してくださいね。
車にほとんど乗らない方にはダイレクト自動車保険がおすすめ
それでも、あまり車に乗らないから毎月の保険料が高いのは辛い…と言う方は、ダイレクト自動車保険で保険金をお安く抑えるということをお勧めします。
保険にはダイレクト型と代理店型があります。
ダイレクト型自動車保険は代理店型自動車保険と違い、基本電話とネットでの手続きとなります。
なので、担当者がついて対面する代理店型に比べ、人件費かからないので、保険料が抑えられます。
ただ、たくさん車に乗る方や、自動車保険だけでなく、火災保険やゴルファー保険なんかに入っている方は代理店の担当者がいてくれた方がいい場合も。
いろいろ相談に乗ってもらったり、台風で家が壊れたときなんかにすぐに写真を撮りに来てもらえたりするので、安心感は格段の違いがあります。
注意:この記事で書いたような「ドライブレコーダー付き自動車保険」は今のところ代理店型の自動車保険でしか加入できないようです。
新規契約時どこの自動車保険にしようか迷う方、更新時もっと安い自動車保険に変えたい方は、自動車保険の一括見積もりをしてみてはいかがでしょうか。
一括見積もりをされた方の中で、84%の方が以前より保険料が安くなられたとか。
さらに、楽天IDがあれば最短5分で見積もりが取れて、さらにお米がもらえるプレゼント付き。
一度試してみてもいいかも。
岡田将生くんのアクサダイレクト保険のCMについて~まさ兄は保険を使うのか~まとめ
いかがでしたでしょうか?
まさ兄、今回の事例で自動車保険を使うと思いますか?
金額にもよりますが、私は保険を使わないような気がします。
自動車保険に入っておくことは、安心につながりますが、事故してしまったときに、安易に保険を使ってしまうと、後々の保険料に跳ね返ってくることがあります。
その辺のバランスをよく考えて、保険会社のサービスカウンターさんや代理店の担当者の方に相談しながら、自動車保険を使うか使わないかを考えてくださいね。
ちなみにうちの夫はあのCMを見て、
と言っております。
イケメンなまさ兄は主演作もたくさん
岡田将生さんが出演されているドラマはアマゾンプライムビデオにたくさん配信されています。
まさ兄とはまた違ったイケメンさを堪能してください。
加瀬亮さんとの「重力ピエロ」や、佐藤健くん、菅田将暉くん、山田孝之さんと共演した「何者」など、目に優しい(イケメン揃いな)作品がたくさん。
アマゾンプライムビデオ、31日間は無料でお試しできるので是非見てくださいね。
以上、「岡田将生くんのアクサダイレクト保険のCMについて~まさ兄は保険を使うのか~」でした。
自動車保険関係のブログ、他にも書いてます。