こんにちは。
今日はいつもとタイトルの感じが違うかもしれません。
でも、これはうちだけの問題じゃない。知っておいた方がいい人が多いんじゃないかと思ってブログを書いています。
実家を片付け始めています。
母が施設に入ったことで、自宅に母がいたときや骨折で入院していたころよりは、時間も心も少し余裕ができたので、母の家(実家)を本当に少しづつですが、片付け始めています。
私は、もう別の場所に住んでいるので、母がいなくなってしまったら、あそこに家があっても土地があっても、必要ありません。税金やら、雑草問題やら、家が壊れる危険性やらがあるだけでいいことはありません。
なので、早く片付けたいのですが・・・。
終活ってよく聞くようになりました。
「終活」って言葉、近年よく聞くようになりました。
でも、「終活」って言っても、大きく2つに分かれますよね。
- 自分自身が後悔しない、希望通りの老後を過ごすためにどうしたらいいかという活動
- 子どもたちへの負担を少なくする活動
①は、今まで自分がしたかったけど、仕事や家事や子育てでできなかったことを老後に思いきりやってみようって感じだと思うので、やることは人それぞれだと思います。共通して言えるなら、やりたいことをやるためのお金の確保と、思いきりやるために健康を維持することでしょうか。
あっ、孫の世話を子どもたちに押し付けられて、自分の時間がない!!なんてことがあっても、実現できないので、時間の確保も必要ですね。
②の子どもに負担を残さないというのは、どこの家庭でも共通してると思うんです。
- お金の問題
- 葬儀やお墓の問題
- 実家の問題
お金の問題は、子どもが複数いれば、相続についてはもちろんですし、いざ自分が病気やけがになったときの介護の仕方とその費用についてとか、細かいところでは、クレジットカードなどの管理や、預貯金や株、投資信託の把握ができるようにしておくことなんかもあると思います。
葬儀やお墓の問題は、最近はエンディングノートに自分の希望する葬儀のことを書いておく方も増えてきましたし、事前に自分で葬儀社に生前予約をするとか、お墓も用意しておくという方もいらっしゃると聞きます。こちらもお金が絡んできますが、子どもがいざというとき、ただでさえ親が亡くなってどうしたらいいかわからない状態で、葬儀のことなんてなかなか考えられませんから、希望を教えておいてくれる方がありがたいです。
3番目の実家の問題ですが、親が亡くなった後の実家にそのまま誰か住むのか、それとも壊して建て替えるのか、それとも更地にするのかという問題も出てきます。家族は住まなくても、他人に課すことも家の状態によってはできると思います。
でも、どの状態になるにしても、必要なことがあります。
それは、親の物を片付けるということです。
最近は、「ミニマリスト」なんて言葉もありますけど、どうしたって長く生きてこれば、その分持っているものも増えています。
あらかじめ、片付けておいてくれたり、どんどん物を減らそうとしてくれたりしてほしいです。体力的につらくても、一緒に片付けてと子どもにSOSを出してもらえれば、力仕事や不用品を捨てたり、リサイクルショップに持って行ったりは手伝えると思います。
ただ、これは条件があって、親が、親の方から「片付けよう」とアクションを起こしてくれることが必要です。
子どもが先導すると、絶対に「捨てる、捨てない」でけんかになります。子どもは早くきれいにしたいいし、そこまで物に思い入れがありませんが、親は子どもに言われたからか「片付けてみようかな」と思ってくれただけで、物にあふれた生活になれていて不自由に感じていなければ、すっきりしようなんて強い思いはないので、そんなにボカスカ捨てる気を持っていないからです。物がない時代に育っている世代でもあるので、「物は多ければいい」と思っているんですよね。逆に私たちは物が多い時代に生まれているので、すっきりしている環境に憧れがあって、その時点で考え方が全く違うんですよね。
終活を考えてなくても、してほしいことがあります。
「家の片づけなんか大変で疲れるし、考えたくないわ。」とか、
「捨てるものなんか何もないわ。」とか、
「片付けより、〇〇をやってたい。」とか、
「そんなに片付けろっていうなら、私が死んだら、全部捨てればいいやろ!!」とか。
これ、全部うちの母です(苦笑)
特に、4番目は頭にくるとすぐ吐き捨てるように言い、その後すねます(本当に苦笑)
まぁ、実際大変なので、体力的に自分でやれない人は多いですし、どうにかしないとっていう気持ちはあっても、やっぱり捨てるのが忍びないとか、もったいないとか思う方も多いと思います。
ただ、あとあと片付ける子どもの負担を考えて、これだけはやってほしいことがあります。
それは、「通販の郵便が届かないように手続すること!!」
ネットショッピング大好きな私の自宅にも届くカタログがあります。
化粧品のオルビスとか、服から家具まであるベルメゾンさん、かわいい雑誌みたいなカタログのフェリシモさん、靴が安いヒラキさん、生まれ故郷のおせんべい播磨屋本店さん、ダイソンの掃除機買ったんで届くようになったジャパネットタカタさん。あとは地元のショッピングモールとか電気店とか。
うちに届いているのだけでもこれだけあります。最近、フェリシモは買っていないので、ぺらっとした冊子がたまに来るくらいかな。
ネットで買っても、会員だったりするとカタログ送ってくれますもんね。
皆さんのお宅にも、なんだかんだ結構届くのではないでしょうか。
母のところはすごかった
母のところには、ファッションのベルーナさんや京都通販さんのカタログをはじめ、健康食品のカタログやデパート、電気製品、お菓子などがわんさか届いています。
友達から手紙のやり取りしていない分、お正月の年賀状とダイレクトメールだけが郵便の楽しみになっているような気さえしていました。
いや、別にカタログに罪はないんです。楽しく見られればいいんですけど、多いとこちらの処理がすごく大変なんです。
もちろん、以前は母も届くのを楽しみにしていて、時間があればペラペラ見ていましたし、「かわいい服があるけど、買ってやろうか。」とよく言ってくれていました。世代が違うので、丁重にお断りしましたが、たまに勝手に買ってくれていて、「着ないな絶対。」って思ったり。
ただ、資源ごみに出すためにまとめればいいとお思いかもしれませんが、それだってたまりにたまったら、すごく重労働なんですよ。
厄介なこと
①ビニールに入っている
カタログって、配送時の保護のためなのか、濡れないためなのか、ビニールに包まれていますよね。
あれが厄介なんです。片付けるときは。
カタログ=資源ゴミ
ビニール=燃えるゴミまたはプラスチックゴミ(自治体によって違います)
だから、わけなきゃいけないんです。
カタログ来るの多すぎて追いつかないらしく、封を切っていなくて、入れたままにしてあるのも多いし、ちゃんとカタログ見て注文までしたのに、また元のビニールに入れてたりします。なんでやねん。
多分、それってビニールに戻すことで、一応片付けているつもりなんですよね。
資源ゴミに出すためにまとめようとしても、まず、「ビニールから出す」ことから始めなくてはいけない。
これって、すごい時間がかかるんです。
②定期的に届く
カタログって、1回来て終わりじゃないですよね。
春夏秋冬それぞれに来たり、下手したら春夏号みたいに春と夏の間にもう1回来たりして、すごい勢いで増えます。
毎月来るのもありますし。
カタログを発行している方からすれば、「買ってもらいたい」から送るんであって、その機会を増やすのは当然なんですけどね。
③断るまで届く
カタログを送るのは買ってもらえるチャンスを増やすことなんで、通販会社としては、よほど買ってもらえない期間が続いたりしないと、「送るのやめよう」とはなりません。
たから、「送るのをやめてください」ってこちらが意思表示しないと、ずっと送ってくれます。
こちらがそのカタログを読もうが、興味がなくなって読まずに封さえ切ってなからろうが、会社としてはわかりませんから。
④重い
薄いカタログもありますけど、大体ページが多く重いです。
女性のファッション誌になぞらえて作られていたりするので、当然と言えば当然ですが。
それに、カタログ1冊だけが送られてくるというより、「お客様の声」みたいにそれに関連するプリントや、会社の関連なのか、服のカタログに別の会社の化粧品のカタログが入っていたり、バラバラとたくさんの紙媒体が入ってきます。
そのため、カタログだけでも重いのに、さらに重くなります。
断るのは簡単です。
断るためには、カタログに書いてある問い合わせ先に電話して、
「カタログを送っていただいているんですが、停止してください」
というだけです。
電話番号はカタログにも書いてありますし、カタログが入っていたビニールにも書いてあります。
私も母のところに届いたカタログはすべてもう届かないように電話でお願いしています。
別にそれで、通販会社から文句を言われることも、引き留められることもありません。
断るときにはカタログが手元にあるといい
断るときに必要なのは、登録してある電話番号とか、会員番号です。
会員番号はわからなくても、だいたい送られてきたカタログの宛名の下あたりに会員番号は載っているので、その数字を言ってみればいいと思います。
中に入っている注文書に会員番号が印字されていることも多いですし。
実際は、住所や電話番号を伝えれば、会員番号わからなくても処理してもらえます。
それをしてもらえると本当に助かる
新聞や広告を束ねるのも定期的に資源ごみに出しておけばよかったんですけど、実家ではすごくためてしまったので、出すのが大変でした。
見える範囲は縛って出していたんですが、なんせゴミ屋敷なので、入り込んでいた新聞や雑誌がどれくらいあるのか、把握できなくて、集めてみたらすごい数ありました。
母は新聞はちょこちょこ縛って出していたので、その印象があってほっておいてしまったんですけど、いつからか出すのが億劫になってしまったようで、家のそこら中にありました。
カタログは重いのでさらに出していなかったようで、集めてみたら本当に山になってしまい、愕然としました。体力が衰えてくる中、ゴミステーションに持っていくだけでも、資源回収玄関先に持っていきだけでも大変なんですよね。家は旗竿地だから余計に。もっと早く気づいてあげればよかった。
すべて過去形で書いていますが、まだ多分いろいろなところから出てくるので、まだまだ大変です(苦笑)
紙ばかり片付けて、物に取りかかれないくらいです。
紙を全く捨てない母なんで、何かの包装紙も置いてありますし、年金額のお知らせとか、電気や水道の明細も一切捨てないので、逆に大事な通知なのか、定期的に来るもので、時期が来たら処分していいのなのかもいちいち見なくてはいけなくて本当に大変です。
あっ、これは愚痴です(笑)
最後に
先ほど、「あとあと片付ける子どものためにも、通販のカタログが来ないように手続きしてほしい」と書きましたが、もちろんご自身で家の片づけをしようと思ってくださっている親世代の方たち、ご自身のためにもやっておいた方がいいことだと思います。
毎号、カタログが届くのを楽しみにしている会社のものはそのままで、ただ定期的に届いているけれど、すぐ資源ごみに出しているようなものは、電話1本で済みますから、早く断ってしまいましょう。
実際に片付けなくても、今自動的に増えているごみを増やさない方法。ぜひ、まず1か所電話してみてください。